オーストラリア留学で教育ローンを借りる際に知っておきたいこと

学費や航空券、保険など留学には事前にかかる初期費用があります。 留学される国によっては、現地でアルバイトをして賄うことも可能ですが、学費などは 入国前に準備をしとかないといけません。

 

奨学金制度もございますが、返済不要の給付型の場合、条件や倍率などかなり難易度が高くなってします。そこで「教育ローン」という選択肢をご案内致します。

オーストラリア 教育ローンって何?

教育ローンとは、留学するうえで経済的に余裕がない方を対象に各機関が 費用を融資する仕組みです。一般的な奨学金といえば、返済義務のない給付のことを指すのに対し、教育ローンは返済型の融資を指します。

 

現在奨学金と呼ばれているものの中には、「返済義務なし」のものと「返済義務あり」の2種類がございますが、大きく括れば「返済義務あり」の奨学金は教育ローンの一つとして置き換えられます。融資金額や返済期間に関しては通われる学校やご契約される方の経済状況、保証人などにより大きく異なります。

簡潔に説明すると、留学資金を借りるということになります。

 

お金を借りるというと、不安になってしまう方も多いと思いますが、教育ローンの場合 国や公的機関が扱っていることが多く、融資の際は留学の証明書などを提出しなければなりませんので使用目的もきちんと明確ですので利子などもかなり安く借りることができます。

オーストラリアの奨学金について

教育ローンについて

オーストラリア 教育ローンはどこで申し込める?

教育ローンは多くの機関で申込みすることができます。 下記に代表的な期間をご案内致します。各機関により審査や金額なども変わりますので 状況や希望により選択していくことが大事です。

日本学生支援機構(JASSO)

留学だけでなく、国内の学生に対しても費用の融資を行っている独立行政法人になります。文部科学省が管轄の公的機関になりますので、日本国内の高校、専門、大学の生徒も利用していることが多いです。無利子型と利息付型の2種類があります。公的機関ゆえに、利子も大変低いです。

日本政策金融公庫

公的機関になりますが、正式名称は「株式会社日本政策金融公庫」になります。株式会社と名前がついていますが、財務省直轄の特殊会社です。 教育以外にも中所企業などへの資金融資を行っており、教育ローンの場合は 「国の教育ローン」などと呼ばれます。日本学生支援機構同様、利子は大変低く設定されています。

日本政策金融公庫について

民間の教育ローン

上記で戦術したような公的機関以外の場所で申込みする場合は すべて民間の会社でローンを組む形になります。会社といっても公的機関以外で教育ローンが組める会社は銀行や信用金庫などの金融機関になることがほとんどです。 金融機関などにより利子が高い傾向にありますが、融資金額や返済プランの自由度がききやすいです。

公的機関と民間金融でのオーストラリア 教育ローンの違い

それぞれの機関での教育ローンの比較に関してご説明いたします。

 

項目/機関日本学生支援機構 日本政策金融公庫   民間金融機関(銀行、信用金庫)
利子低い(0%~3%)低い(3%程度)申込者の状況による(3%~15%程度)
申込みができる人現在日本国内の学生であること (現在通っている学校を通しての申込み)申込み条件を満たせばだれでも申込み条件を満たせばだれでも
契約者(返済義務がある人)学生本人日本国内にいてかつ収入がある保護者金融機関によって変わるが基本的には申込み時点で収入がある親族
対象となる留学先の学校高校、専門学校、短期大学、大学高校、語学学校、専門学校、大学高校、語学学校、専門学校、大学
貸与形態申込みした金額で月々の貸与一括貸与一括貸与
申込みができる期間決まっている1年中申込みが可能1年中申込みが可能
融資金額通う学校形態によって異なる(月額3~15万の間で選ぶ)最高450万円まで契約者の状況による (50万円~1000万円程度まで多様)
返済開始時期貸与が終了した月の翌月から数えて7か月目融資の翌月または翌々月から融資の翌月から

申込みからお金が融資されるまでの期間

通常、申込み完了から審査の結果が出るまでには10日前後と言われています。審査結果が出た後 さらに10日前後に実際にお客様に口座にお金が振り込まれます。合計でお申込みから約20日前後の期間がかかります。また、入学シーズンなどは申込みが多くなり、込み合いますので早めのお申込みが必要になります。

 

尚、教育ローンのお申込みの際は留学先の学校の入学受理書やそれに値するものが必要になるケースがほとんどです。学校の入学受理書を入学申込み手続きを済ませませんと発行されませんので、逆算して早めの留学準備が肝心です。

 

教育ローンに関してもっとお知りになりたい方はラララオーストラリアにお問い合わせください。

永井将馬

オーストラリアのメルボルンにワーキングホリデーで渡航しました。メルボルンでは語学学校で一般英語を学び、市内にあるユニクロでアルバイトを経験。休日には職場のオーストラリア人と出かける事が多く、現地の人の視点でメルボルンの魅力を感じる事ができました。アメリカ留学の経験もありますので、アメリカとオーストラリアの違いもお話できます。

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