オーストラリアで日本語教師アシスタントになれる専門学校一覧

 

日本語教師は、日本語を外国語として、日本語以外の言語を母国語とする人たちへ教える職業です。グローバル社会である現代では注目されている職業でもあります。

オーストラリアにおける日本語の教育事情

日本のアニメ等のメディアコンテンツが世界中でとてつもない人気を誇っています。「日本に行きたい!」「日本で働きたい!」と夢見る学生たちが海外に大勢います。日本人の学生が海外に憧れを持って英語を勉強するのと同じように、日本語を勉強している学生が世界中にいます
 

上記の表は世界各国の初等部~大学で日本語を学習している学生数の上位7か国を集計したものです。近年は、日本企業の海外進出の影響もあって日本企業で働くことを目的として日本語を勉強する学生が増えています。

 

オーストラリアでは、初等部での日本語教育が盛んです。進学するにつれて学習者が減少してしまっているのは、日本語が難しく、好成績を取れずに諦めてしまうようです。日本語教師の力がまだまだ必要なようです。

日本語を外国人に教えるのは簡単!?

私たち日本人は、周囲の大人たちが話す日本語を聞いて育っています。例えば、「公園で遊ぶ」の「で」は、なぜ「で」を使うのか考えたことはありますか?どうして「が」や「は」を使わないのでしょうか。

 

外国人が日本語を学ぶ時、特に間違えやすいのが助詞です。正しい日本語を教える際、必ず理由を教えないと他の文章になった時に応用できません。国語や現代文を学校で習った時、説明を受けた日本人はまずいないでしょう。それくらい、日本人は助詞を自然に使いこなすことができます。

 

だからこそ、日本人だから日本語を教えられるとは限りません。日本語を外国語として教えるための専門の知識を学ぶ必要があります

日本語教授法は大きく分けて2つある

日本語の教授法は大きく分けて2つあります。「直接法」と「間接法」です。

①直接法

直接法は日本語だけを使って日本語を教えます。日本語を聞いたことも、話したこともない生徒に対しても日本語しか使いません。それに対して間接法は、生徒の日常で使う言語を介して日本語を教えます。生徒の疑問や誤りに説明を加えながら教える方法です。

②間接法

生徒が日常的に使う言語が全員共通であれば「間接法」で教えた方が効率的です。特に学習対象者の年齢が高くなればなるほど、思考が論理的になりますので、説明がないと習得が難しい場合が多くなります。学習対象者が小学生くらいの年齢であれば、直接法で遊びながら学ぶ方が習得は早くなります。

 

オーストラリアでは、移民が多いことから、大学生や大人でも直接法で教えることが一般的です。当社の紹介する日本語教師アシスタントプログラムや、日本語教師養成課程でも、直接法を採用しています。

海外や日本国内で活躍する日本語教師

日本語教師になった後の進路については、まずはボランティア等で教師としての経験を積むことが一般的です。オーストラリアの小学校、中学校などの日本語教師はオーストラリアの教員免許がないと採用されませんし、永住権やビジネスビザ等の就労制限がないと就職できません。

 

その為、日本語塾や日本語の語学学校が主な就職先になりますが、日本語を教えた経験が、一定期間あることを採用条件としていることが多数です。

 

海外青年協力隊に参加して、日本語教師として派遣して活躍する人もいます。日本語を教えるだけでなく、現地の教師の日本語能力向上に向けた支援や、教材や教育カリキュラムの作成、日本文化を伝えるイベントの企画・実施など幅広い活動ができます。

 

日本国内にも、日本語学校は多いですし、活躍の場は多いです。特に、海外から日本へ仕事で長期滞在する外国人が増えています。単身で来日する方もいれば、家族で日本に暮らす方もいます。日本語が不慣れな外国人の子どもの学習をサポートする仕事もあります。

当社でご紹介している日本語教師プログラム

日本語教師アシスタントプログラム

2週間程の事前研修に参加した後、小学校や中学校へ日本語教師アシスタントとして派遣されます。現地で日本語を学ぶ子どもたちの学習のお手伝いがメインになります。日本語で会話する相手になったり、日本語の課題を手伝ったりします。

 

日本語の宿題の答えを教えるのではなく、ヒントを出すなど、分からない部分を優しく説明してあげましょう。日本語を使ったゲームが授業の大半です。現地の子ども達に混ざって、ゲームを盛り上げてください♪

日本語教師養成課程

当社でご紹介している養成課程は、オーストラリア国内の語学学校で開講している日本語教師養成プログラムのコースです。日本語学校と提携している学校もあり、実際の日本語を学ぶ学生を相手に模擬授業を行うこともあります。卒業生のなかには、コース終了後に併設された日本語学校にワーホリビザで教師として働いた人もいます。日本での就職実績が多数ある学校もご紹介しています。

参加資格

18歳以上で積極的な方

派遣先

プライマリースクール(小学校)または、セカンダリースクール(中・高校) 州や、小学校、中・高校の希望を出すことはできますが、もちろん希望が100%通ることは難しいです。

期間

プログラムの期間は1週間から4学期間(1年間)で手配できます。学期単位でのプログラム希望の場合は、学校の学期開始日に合わせての派遣になります。

入学日

セメスター(学期毎)での開始希望の場合は、学校の学期開始日に合わせる必要がありますが、短期申込の場合は学校が開校している期間にいつでも受け入れできます。

 

※希望時期の1か月から3か月前の申込が必要
※派遣校でのアシスタントは毎週月曜日開始

研修

プログラム開始前にシドニーにて研修があります。

すでにシドニーにいる生徒さん

トレーニングオフィスへ行っていただき、2時間程度の事前研修を受けて頂きます。

日本からの生徒さん

一度シドニーに入国していただき、事前研修を受けて頂きます。内容としては、海外での生活のことや模擬授業などになります。現地申込の人にはついていないので、海外が初めての人は申し込みをお勧めします。

その他

プログラム終了後には修了証が発行されます。プログラムに英語レベルの入学条件はありません

費用に含まれないもの

  • ホームステイ費:週100ドルから週150ドル
  • 派遣校への移動費用:学校による

ホームステイ先

その学校の先生や生徒の家がほとんどで、とてもアットホームです。最寄りの空港、もしくは最寄駅まで、派遣校の先生かホストファミリーが迎えに来てくれます。

日本語教師アシスタントになれる専門学校(TAFE, VET)一覧

ラ・リングア ランゲージスクール

ラ・リングア ランゲージスクール

$190/週~

1995年に設立されてから質の高い授業と豊富なコースによって、数多くの留学生が楽しく充実したオーストラリア生活を送ることができています。少人数制のクラスなので、話す機会も多く、実生活で使える会話力が身に付きます。

呑村紗也佳

私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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