グレートバリアリーフの保護訴え大規模キャンペーン開始、豪州

2013-05-06 09:15:29.0

自然保護団体および活動家らが28日、世界遺産(World Heritage Sites)に登録されている世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)を大規模な産業開発から守るための取り組みがなされていないとして、オーストラリア政府を非難すると同時に、注意を促す大規模なキャンペーンを開始した。 このキャンペーンは、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)が豪政府に対し、天然ガスや鉱物開発などからグレートバリアリーフを守るための断固たる対応を取らなければ、「危機遺産リスト」に登録されることもあり得るとしたことを受け始まった。 豪政府は、グレートバリアリーフ(を守ること)に「全力を注ぐ」として、2月には管理および保護の強化計画の概要をユネスコに提示していた。ユネスコの世界遺産委員会(World Heritage Committee)は、カンボジアの首都プノンペン(Phnom Penh)で6月に開催予定の年次総会で対応を検討する。 オーストラリアでは現在、アジア地域からの需要急増による資源開発への投資が盛んとなっており、数千億ドル規模の資源開発プロジェクトが進行中だ。ユネスコは昨年、同国の液化天然ガス、観光、採鉱などを含む膨大な数と規模のプロジェクト計画について、グレートバリアリーフの状態が脅かされる恐れがあると警告した。WWFが最近実施した世論調査によると、オーストラリア国民の91%は、グレートバリアリーフの保護を2013年の最も重要な環境問題と見なしていることが明らかになったという。(c)AFP