オーストラリア、年金支給開始年齢を引き上げへ

オーストラリア統計局(Australian Bureau of Statistics)の発表によると、オーストラリアの現在の人口は約2340万人で、平均寿命は男性が79歳、女性が84歳。オーストラリア政府は、高齢化問題に対処するため、年金支給開始年齢を2035年までに70歳に引き上げる方針を示した。世界の先進国の中では最高齢となる。 オーストラリアには法律で規定された定年はないが、1908年に年金制度が導入されて以来、男性は65歳、女性は60歳で年金受給資格を得る。 経済協力開発機構の最近の報告によると、OECD加盟国の中で70歳を公式な定年年齢としている国はないものの、日本や韓国では定年は公式には60歳とされているにもかかわらず、実際には70歳に近い定年年齢が男性に適用されているケースもある。 豪州アクチュアリー会は、同国の65歳以上の高齢者の数は、今後30年間で約350万人から約700万人へと2倍に増加し、全人口の約22%を占めるようになると予測しているため、オーストラリア政府は、数年前から高齢化問題に取り組んでいる。また、85歳以上の高齢者の数も、50万人弱から140万人へとおよそ3倍に増加し、医療保険制度を圧迫することが予想される。(c)AFP