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オーストラリアのファウンデーションコース|費用・入学条件と直接入学・大学2年次に編入する方法【2026年】

卒業式で空に投げられた角帽
2026年版ファウンデーションコース直接入学から2年次編入まで、大学進学ガイド
この記事の結論

Q. ファウンデーションコースとは?日本の高校を卒業した留学生が、オーストラリアの大学の1年次に入るための大学進学準備コースです。期間は標準で約1年、学費はA$33,000〜50,000(365〜554万円)ほどです。

Q. オーストラリアの大学に編入するには?大学付属カレッジのディプロマ(約1年)を修了して2年次に編入するルートと、日本の大学・短大で取った単位を認めてもらうルートがあります。

オーストラリアの大学には日本のような入学試験がなく、英語力と高校の成績などで入学が決まります。日本の高校から直接入学できる大学もありますが、高い成績やテストのスコアが必要なため、多くの留学生は「ファウンデーションコース」か「ディプロマ」を経由して大学に進みます。この記事では、直接入学の条件、ファウンデーションコースの内容・入学条件・学費と、ディプロマから2年次に編入する方法、日本の大学からの編入までを、各カレッジの公式情報をもとに解説します。

ROUTE

オーストラリアの大学に進む4つのルート

1高校から直接入学

日本の高校の成績と、SATなどのテストのスコアで大学の1年次に直接出願するルート。条件を満たせば準備コースなしで進学できます。

2ファウンデーション→1年次

日本の高校を卒業した人に最も多いルート。約1年の準備コースを修了し、大学の1年次に入学します。大学卒業まで合計約4年です。

3ディプロマ→2年次に編入

大学付属カレッジのディプロマで大学1年次と同じ内容を学び、所定の成績で2年次に編入します。卒業まで合計約3年です。

4日本の大学・短大から編入

日本の大学や短大で取った単位を大学に審査してもらい、認められた分だけ卒業までの期間を短くするルートです。

大学の芝生でくつろぐ学生

DIRECT

日本の高校から大学に直接入学する方法

日本の高校の卒業資格で、ファウンデーションを経由せずに大学の1年次へ直接出願できる大学もあります。ただし多くの場合、高校の成績(GPA)が高いことに加えて、SAT・ACT・APといったアメリカの大学進学用のテストのスコアが求められます。たとえばメルボルン大学の目安は次のとおりです。

学部高校のGPAテストの目安
Arts文学系4.0以上SAT 1320またはACT 28
Science理学系4.0以上SAT 1320またはACT 28
Commerce商学系5.0SAT 1380またはACT 29
Biomedicine医学系5.0SAT 1400またはACT 30

※ メルボルン大学が公表している、日本の高校卒業資格で出願する場合の目安です(2026年10月時点)。APのスコアでも出願できます。英語力の条件と、学部ごとの必修科目(数学・化学など)も満たす必要があります。

一方で、ディーキン大学のように、日本の高校卒業資格では直接入学を受け付けず、ファウンデーションかディプロマの修了を求める大学もあります。また、インターナショナルスクールなどで国際バカロレア(IB)のディプロマを取った人は、そのスコアで直接出願できる大学が多くあります。直接入学できるかどうかは大学と学部によって大きく変わるため、出願前に必ず確認しましょう。高卒認定から進学する方法は高卒認定で海外の大学進学で解説しています。

FOUNDATION

ファウンデーションコースとは|内容・期間・入学条件

ファウンデーションコースは、大学の授業についていくための英語力と基礎科目を身につける、留学生向けの大学進学準備コースです。多くは大学の付属カレッジや提携カレッジが運営していて、修了時の成績で提携大学の1年次への入学が決まります。

期間約1年短期・延長コースもあり
英語力の目安IELTS 5.5〜カレッジ・コースで異なる
学費(標準コース)A$33,000〜多くはA$42,000〜47,000
修了後大学1年次所定の成績が必要

学ぶ内容:アカデミック英語(レポートの書き方・プレゼンテーション・講義の聞き方)と、進みたい学部に合わせた科目(ビジネス・数学・理科・IT・デザインなど)を学びます。

入学条件:英語力と高校の成績で判断されます。英語はIELTS 5.5前後から入れるコースが多く、英語力が足りない場合は付属の英語コースや、期間の長い延長コースから始められます。高校の成績の基準はカレッジと進学先の学部によって異なります。

注意点:ファウンデーションを修了すれば必ず大学に入れるわけではありません。学部ごとに決められた成績を取る必要があり、人気の学部ほど基準が高くなります。また、修了したカレッジの提携大学に進むのが基本なので、行きたい大学と学部を先に決めてからコースを選びましょう。

DIPLOMA

ディプロマから大学の2年次に編入する方法

ディプロマは、大学1年次と同じ内容を付属カレッジで学ぶコースです。少人数のクラスでサポートを受けながら学び、修了時に所定の成績を取ると、大学の2年次に編入できます。大学に入ってからの期間が短くなるため、ファウンデーションより1年早く卒業できるのが大きなメリットです。

UNSW College(ニューサウスウェールズ大学)約12ヶ月ビジネス・工学・科学・コンピューターサイエンス・建築・メディアの6分野。修了するとUNSWの2年次に進めます(専攻ごとに成績の条件あり)。
Monash College(モナッシュ大学)Part 1・Part 2Part 2まで修了した留学生は、モナッシュ大学の2年次に直接入学できます。
Griffith College(グリフィス大学)ディプロマ修了して進学の条件を満たすと、グリフィス大学の2年次に進めます。認められる単位は専攻によって異なります。
UTS College(シドニー工科大学)ディプロマ学費はA$39,000(2026年)。修了後に入る学年は、選ぶコースと専攻によって異なります。

※ 各カレッジの公式サイト・案内資料(2026年10月時点)をもとにしています。すべての大学・専攻にディプロマがあるわけではなく、たとえばUQ College(クイーンズランド大学)の留学生向けの進学コースはファウンデーションが中心です。TAFEなどの専門学校のディプロマでも、大学によって単位が認められる場合があります。

COMPARE

ファウンデーションとディプロマの違い

項目ファウンデーションディプロマ
大学に入る学年1年次2年次
コースの期間約1年短期・延長あり約1年カレッジにより2段階
大学卒業までの合計約4年約3年
学べる分野幅広い学部に合わせて科目を選ぶ限られるビジネス・IT・工学・科学など
学費の例A$33,000〜標準コースA$39,000UTS College(2026年)
大学に進む条件所定の成績所定の成績

行きたい学部のディプロマがあり、早く卒業したいならディプロマ、学部の選択肢を広く残したい人や、医療・法律など専門性の高い学部を目指す人はファウンデーションが向いています。どちらも「修了すれば必ず進学できる」わけではなく、成績の条件がある点は同じです。

大学の講義室で授業を受ける学生

TRANSFER

日本の大学・短大からオーストラリアの大学に編入するには

日本の大学・短大・専門学校で学んだ人は、取った単位をオーストラリアの大学に審査してもらい、卒業に必要な単位の一部として認めてもらえる場合があります。大学ではこれを「Credit(単位認定)」や「Advanced Standing」と呼びます。

  1. 同じ分野ほど認められやすい認められるかどうかは、授業の内容とレベルを科目ごとに審査して決まります。日本で学んだ分野と同じ学部に進むほど、認められる単位は多くなります。
  2. シラバスと成績証明書を準備する審査には、英文の成績証明書と、各科目の内容がわかるシラバス(授業計画)が必要です。早めに日本の学校に発行を依頼しましょう。
  3. 英語力の条件を満たす学部に直接入るため、ファウンデーションより高い英語力が必要です。条件に届かない場合は、大学付属の英語コースで条件を満たしてから入学する方法もあります。

何単位認められるかは出願して審査を受けるまで確定しないため、複数の大学に出願して比べる人もいます。大学ごとの学費や英語力の条件はオーストラリアの大学一覧で比べられます。

COST

ファウンデーションコースの学費

カレッジ(進学先)学費の目安
UTS Collegeシドニー工科大学A$33,000365万円/標準・2026年
Trinity Collegeメルボルン大学A$46,770518万円
Taylors College シドニーシドニー大学A$49,800551万円
延長コース英語力が足りない人向けA$49,500〜58,050548〜643万円

※ 各カレッジが公表している2026〜2027年の留学生向けの料金です。円は毎日の為替レートで自動計算しています。学費のほかに、生活費・保険・教材費などがかかります。

標準コースの多くはA$42,000〜47,000の価格帯です。大学に入ってからの学費はオーストラリアの大学の学費、奨学金はオーストラリアの大学の奨学金、生活費はオーストラリア留学の費用で詳しく解説しています。

行きたい大学・学部に合わせて、ファウンデーションかディプロマか、最適な進学ルートを無料でご提案します。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。

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COLLEGE

ファウンデーション・ディプロマがある主なカレッジ

カレッジ進学先の大学ディプロマ
UTS Collegeシドニー工科大学あり
UNSW Collegeニューサウスウェールズ大学あり
Taylors Collegeシドニー大学ほか—
Monash Collegeモナッシュ大学あり
Trinity Collegeメルボルン大学—
UQ Collegeクイーンズランド大学—
Griffith Collegeグリフィス大学あり

※ 表のカレッジはすべてファウンデーションコースがあります。

クイーンズランド大学への進学は、ラララのUQ College日本語公式窓口でも詳しく案内しています。UQ Collegeで学んだ留学生の体験談はUQ College留学体験談をご覧ください。

STEP

大学進学までの流れ

  1. 専攻と志望大学を決める将来やりたい仕事から学部を考え、その学部がある大学と、提携しているカレッジを絞り込みます。
  2. 英語力と成績を確認するIELTSのスコアと高校(または大学)の成績が、コースの入学条件に届いているかを確認します。
  3. ルートを選んで出願する直接入学か、ファウンデーションかディプロマか、標準か延長かを決めて出願します。入学時期はカレッジによって年に数回あります。
  4. 必要なら英語コースから始める英語力が足りない場合は、付属の英語コースで条件を満たしてから進学準備コースに入ります。
  5. 修了して大学に進む所定の成績を取ってコースを修了し、大学の1年次(ディプロマは2年次)に入学します。
図書館で本を読みながら勉強する学生

FAQ

ファウンデーションコースと大学編入のよくある質問

Q. ファウンデーションコースは必ず受けないといけませんか?

必須ではありません。日本の高校の卒業資格で直接入学できる大学もあり、たとえばメルボルン大学の文学系の学部では、高校のGPA4.0以上とSAT1320(またはACT28)などが目安です。条件に届かない場合や、直接入学を受け付けていない大学を目指す場合は、ファウンデーションかディプロマを経由します。

Q. ファウンデーションコースの学費はいくらですか?

標準コースでA$33,000〜50,000ほどで、多くはA$42,000〜47,000の価格帯です。英語力が足りない人向けの延長コースはA$49,500〜58,050と高くなります(各カレッジの2026〜2027年の料金)。

Q. ファウンデーションとディプロマはどちらがいいですか?

行きたい学部のディプロマがあり、早く卒業したいならディプロマ(大学は2年次から)、学部の選択肢を広く残したい人や医療・法律などを目指す人はファウンデーション(大学は1年次から)が向いています。

Q. 日本の大学からオーストラリアの大学に編入できますか?

できます。日本の大学・短大で取った単位を大学に審査してもらい、認められた分だけ卒業までの期間を短くできます。審査には英文の成績証明書とシラバスが必要で、同じ分野の学部ほど単位が認められやすくなります。

Q. 英語力はどのくらい必要ですか?

ファウンデーションとディプロマはIELTS 5.5前後から入れるコースが多いです。足りない場合は付属の英語コースから始められます。大学の学部に直接入る場合は、より高い英語力が必要です。

まとめ

オーストラリアの大学には、日本の高校から直接入学するルート、ファウンデーションで1年次から入るルート、ディプロマで2年次に編入するルート、日本の大学の単位を認めてもらって編入するルートがあります。どのルートでも、修了時の成績や英語力の条件を満たす必要があるため、行きたい大学と学部を先に決め、そこから逆算してコースを選ぶことが成功のポイントです。

行きたい大学・学部に合わせて、ファウンデーションかディプロマか、最適な進学ルートを無料でご提案します。費用の内訳もすべて開示し、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。

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呑村紗也佳(留学カウンセラー)

呑村紗也佳

私にとって海外留学は、「それまで持っていた常識や当たり前を180度覆し、価値観がぐんと広がった」そんな経験でした。もともと留学や海外に興味はなかったですが、両親が留学を勧めてくれたのをきっかけにオーストラリア・カナダ・アメリカで計4年ほど海外生活を送りました。

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