シドニー大学は1850年にシドニーに設立された、オーストラリア最古の大学です。2025年の「QS世界の大学ランキング」では、18位にランクインしています。QSの世界大学ランキングは2004年に始まりましたが、シドニー大学は常に50位以内をキープ。また、Group of Eightというオーストラリアの大学トップ8にも名を連ねています。
キャンパーダウン・ダーリントンがメインキャンパスで、シドニーCBDからバスでわずか10分ほどの距離。他にも、カムデン、マレットストリート、サリーヒルズにもキャンパスを構えています。
総学生数はおよそ50,000人で、そのうちの約3分の1が留学生です。卒業生の中には数々の著名人がおり、ノーベル賞受賞者は5人輩出しています。1. 大学の基本情報
この章では、大学の基本データや沿革、ランキングなど、シドニー大学を知るうえで欠かせない情報をご紹介します。
1-1. 大学概要と沿革
1850年10月1日に創立されたシドニー大学は、オーストラリアで最初に設立された大学です。
メインキャンパスは、シドニー中心部からバスで約10分の距離にある、キャンパーダウンとダーリントンの間に位置しています。都市部にありながら、緑あふれる落ち着いた環境で学べる点が魅力のひとつです。
学生の約3分の1が留学生であり、多様な言語や文化と触れ合える機会にあふれています。
1-1-1. QSランキング・国際評価
シドニー大学は、世界大学ランキングでも安定して高い評価を受けているトップクラスの教育機関です。2025年のQS世界大学ランキングでは18位にランクイン。ランキングが開始された2004年以降、常に世界トップ50の座をキープしています。
さらに、QS世界大学ランキングの個別評価では、学術評価・研究力・国際性など、ほとんどの項目で90点以上という高スコアを記録。とくに、留学生の多さや国際的な教員比率で高得点を獲得しています。
1-2. 大学の特徴・教育理念
シドニー大学は、すべての学問領域で高い水準を保ちながら、自由な発想を尊重する学風です。専門分野を深く掘り下げるだけでなく、分野を横断する学びや異文化交流にも力を入れています。学生が自分の興味に合わせて柔軟にカリキュラムを組めることも、シドニー大学ならではの魅力です。
1-2-1. 教育方針・研究重点分野
シドニー大学は、世界中から優秀な研究者と学生が集う、グローバルな学びの場です。「教育を通じて、すべての人に可能性を実現する機会を与える」という理念のもと、学生の目的に沿ったカリキュラムを提供。
研究分野は幅広く、医療・バイオサイエンス・法学・工学・芸術・人文科学まで、多岐にわたります。とくに看護学、法学、獣医学、会計・ビジネスは、QS世界大学ランキングでも高く評価されていますよ。
1-2-2. 特徴的な制度
シドニー大学では、学生が実社会とつながりながら学べるよう、ユニークな制度がいくつも整備されています。その一例が「インターンシップ科目」の充実です。
オーストラリアの職場を経験し、インターンシップ後はみんなで経験についてディスカッションをする機会もあります。多くの学部では、数週間〜1年ほどの実習を選択できるようになっており、学んだ知識を企業や団体での活動を通じて実践可能です。
2. 学部・専攻と学びのスタイル
ここでは、学部や大学院の構成、主な専攻分野、そして研究領域について詳しくご紹介します。
2-1. 学部・大学院の構成
シドニー大学には、学士課程から大学院まで、さまざまな学問領域に対応した学部・研究科が設置されています。
2-1-1. 学士課程で選べる主な専攻
学士課程では、以下のような多様な専攻分野から選べます。
・人文/社会科学
・商学/経済学
・法学
・工学
・医学/健康科学
・教育学
・建築/デザイン
・芸術
2-1-2. 大学院で学べる分野と研究領域
大学院では、修士・博士課程を通じてより専門的かつ研究志向の学びを展開。たとえば、以下のような専攻があります。
・農学
・建築学
・教育学
・歯学
・工学
・法学
・医学
・薬学
2-2. カリキュラムと授業形式
続いて、シドニー大学のカリキュラムや授業形式についてご紹介します。
2-2-1. 授業スタイル・評価制度
授業は講義形式だけでなく、ディスカッションやグループワーク、ケーススタディ、プレゼンテーションなど多彩なスタイルで構成されています。評価は期末試験だけでなく、レポート、プレゼン、グループ課題などを総合的に判断する方式です。
2-2-2. 他学部履修・インターンシップ制度
「Double-major」という制度で、2つの学部を履修できます。たとえば、商学部の学生がアート系の授業を履修したり、理系の学生がビジネススキルを身につけたりと、分野横断的な学びができるでしょう。また前述の通り、インターンシップ科目を導入している学部も多く、在学中から実務経験を積めます。
3. 入学情報
この章では、出願の条件やスケジュールについて詳しく解説します。
3-1. 出願条件と時期
留学生がシドニー大学に入学するためには、英語力の証明と、学業成績の条件をクリアする必要があります。また、コースや専攻によっても細かい要件が異なるため、早めに確認しておくことが大切です。
3-1-1. 語学スコア・学力要件
語学要件としては、IELTSが6.5、TOEFLなら85点のスコアが求められます。GPAの最低基準は設けられていません。
高校を卒業後、「Taylors College」というファウンデーションコースを修了し、語学力を高めてから正規課程へ進学することも可能です。
3-1-2. 入学時期と出願締切
シドニー大学は2期制であり、入学時期は2月と8月の年2回です。
出願の募集は学期開始日の2年前から開始され、出願締切は入学の約2〜3ヶ月前。具体的には、2月入学なら前年の12月頃、8月入学なら5月頃が目安です。奨学金やビザの手続きもあるため、できるだけ早めに準備を始めましょう。
3-2. 進学パスの種類
シドニー大学への進学ルートは複数用意されており、自分の学力や語学力に合わせて柔軟に選べます。ここでは主な進学パスを2つご紹介。
3-2-1. ファウンデーション or 直接入学
多くの日本人学生にとって一般的なのが「ファウンデーションコース」を経由する進学パスです。大学入学のための準備課程として、英語力を高め、基礎的な学術スキルを習得できます。シドニー大学付属の公式プログラムを受ければ、そのまま学部へスムーズに進学可能です。
一方で、IBやAレベルなどの国際的な資格、または高い成績で日本の高校を卒業した場合には、ファウンデーションを経由せずに直接入学できるケースもあります。
3-2-2. 編入・大学院進学ルート
すでに他大学で学んでいる人は、単位を活かしてシドニー大学へ編入可能です。編入希望者には、これまでの履修内容や成績をもとに個別の審査が行われ、条件を満たせば2年次や3年次からの編入が認められます。
また、研究志向の強い人向けには修士・博士課程があり、分野によっては奨学金や研究助成金が提供されることもあります。
4. キャンパスライフ
ここでは、学生たちのリアルな生活を支える施設や周辺環境をご紹介します。
4-1. 学生施設と生活環境
キャンパス内には、学びを深めるための施設だけでなく、日常生活を快適に過ごすための環境が整っています。
4-1-1. 図書館・カフェ・寮などの施設紹介
シドニー大学には合計6つの図書館があり、なかでもメインの「Fisher Library」は南半球最大級の規模を誇ります。9階建ての館内には約520万冊以上の蔵書がそろい、自習スペースやグループ学習室も充実。学生証があれば24時間いつでも利用可能です。
また、キャンパス内にはおしゃれなカフェやレストランが点在しており、友人とのランチやひとりでの読書タイムにもぴったり。学生寮も複数あり、留学生が安心して暮らせる環境が用意されています。
4-1-2. 周辺の治安・立地・アクセス
メインキャンパスはシドニーの中心地からバスで10分ほどの距離にあり、交通の便がとても良い場所に位置しています。近くにはカフェ、スーパー、書店、公園などがそろっており、生活に困りません。
治安についても比較的良好で、大学周辺は学生が多く行き交うエリア。夜遅くの帰宅時などは注意が必要ですが、大学が提供するセキュリティサービスもあるため、初めての海外生活でも安心して過ごせるでしょう。
4-2. クラブ活動・イベント
ここでは、学生生活をより豊かにしてくれるアクティビティの数々をご紹介します。
4-2-1. スポーツ・文化サークル
大学には200を超える学生クラブがあり、スポーツ系からアート、音楽、演劇、国際交流、ボランティアまでジャンルは多岐にわたります。サッカーやラグビーといった伝統的なスポーツはもちろん、ヨガやロッククライミングといったカジュアルなフィットネスクラブも人気です。
4-2-2. 年間行事・国際交流の機会
シドニー大学では年間を通してさまざまなイベントが開催されています。新入生ウェルカムデーやクラブ紹介イベントから、学園祭、スポーツ大会、音楽フェスまで、キャンパスは常ににぎやかです。留学生向けのイベントも充実しており、オリエンテーションや文化交流ワークショップなどが定期的に行われています。
5. 留学生サポート
ここでは、大学生活をスムーズにスタートさせ、充実した留学期間を過ごすための制度を見ていきましょう。
5-1. サポート体制
大学に在籍する留学生の割合は約3分の1にもおよび、国際的なキャンパス環境のなかで安心して学べるよう、さまざまな学生サポートが設けられています。
5-1-1. 日本語対応スタッフの有無
日本語対応スタッフは用意されておらず、基本的には英語でのサポートが中心です。日本人留学生コミュニティなども存在するため、何か困った際は先輩留学生からリアルな情報を得るとよいでしょう。
5-1-2. 学習・生活・ビザ・就職支援
学習面では、エッセイの書き方やプレゼンテーションの練習などをサポートしてくれる「ラーニングセンター」が利用可能。グループワークでの適切な振る舞い方などについても、しっかり対応できるようになります。
また、学生ビザや勉強、福祉などの疑問は留学生サポートで相談可能。キャリアサポートでは、履歴書の書き方指導や模擬面接などの就職支援も実施しています。
5-2. 留学生の満足度
実際にシドニー大学へ留学した学生たちの声をご紹介します。
5-2-1. よくある悩みとサポート事例
よく聞かれる悩みとしては、英語の壁、文化の違い、授業スタイルへの戸惑いなどです。そうした課題に対して、大学では以下のようなサポートを提供しています。
・英語力向上と友達作りのきっかけのため、「speak and connect workshop」を開催
・初めてのレポートやプレゼンに悩む学生には、ラーニングセンターで学習をサポート
・ホームシックや孤独感には、メンタルヘルスカウンセリングを提供
これらのサポートをうまく活用することで、不安を乗り越え、次第に自信をつけていく学生が多くいます。
6. 卒業後の進路
ここでは、卒業後の進路やキャリア支援、グローバルに広がる卒業生ネットワークについてご紹介します。
6-1. 就職実績・業界連携
世界の企業から高い評価を受けているシドニー大学の卒業生たち。その実績は、さまざまな業界で証明されています。
6-1-1. 主な就職先と業種傾向
卒業生の就職先は、金融、IT、医療、教育、政府機関、国際機関など実に多岐にわたります。マッキンゼーやPwC、Google、Amazon、UNICEFといった世界的企業や団体でも、多くの卒業生が活躍中です。
6-1-2. キャリア支援の内容と成果
大学のキャリアセンターでは、個別相談や履歴書・面接対策のほか、インターンシップ紹介や合同企業説明会などの就職支援イベントも定期的に開催されています。留学生向けのキャリアガイダンスも用意されており、現地就職や母国でのキャリア形成に向けたサポートも万全です。
6-2. 卒業生ネットワーク
世界中に広がる同窓生とのネットワークは、卒業後もさまざまの場面で役立ちます。
6-2-1. 海外での評価とポジション
シドニー大学の学位は国際的に高く評価されており、卒業生は海外の大学院進学やグローバル企業への就職でも有利な立場にあります。特にMBAや医療系、法学系などでは、卒業後の進路として海外でのキャリアアップを選ぶ学生も少なくありません。
6-2-2. 同窓会・グローバルコミュニティ
シドニー大学では校友会アプリを用意していて、卒業生同士で繋がることができます。アプリ内では、卒業生が地域のボランティアや社会貢献プロジェクトに参加するための情報も提供。留学後もシドニー大学コミュニティの一員として関わり続けられるでしょう。
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授業料
The University of Sydney(シドニー大学)は1年間で$45,000です。授業料の詳細は以下よりご確認ください。授業料詳細はこちら
学校概要
地域 | シドニー |
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住所 | Champer Town Sydney, NSW 2006 |
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学生数 | 50,000人 |
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国籍割合 | オーストラリア65%、留学生35% |
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日本人比率 | 1% |
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日本人スタッフ | なし |
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学校内施設 | 図書館、コモンルーム |
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キャンパス | シドニー |
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入学日 | 2月、8月 |
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入学条件 | IELTS 6.5以上、TOEFL 85点以上 |
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公式Instagram | https://www.instagram.com/sydney_uni/ |
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