
「オーストラリアにワーホリ・留学したいけれど英語に自信がない」「語学学校の費用をできるだけ抑えたい」——そんな方に人気なのが、まずフィリピンで英語の基礎を固めてからオーストラリアへ渡る「2カ国留学」です。この記事では、2カ国留学のメリットから2026年最新の費用相場、プラン別スケジュール、ビザ・就労の注意点までを、留学エージェントの視点で完全ガイドとして解説します。
Q. フィリピン×オーストラリア2カ国留学、費用と組み方は?
まずフィリピンで基礎(マンツーマン中心で初心者も伸びやすく、学費・物価が安い)→オーストラリアで実践・ワーホリ、が王道です。総額の目安はプラン別で約80〜220万円(例:ワーホリ英語重視 約115〜150万円、稼ぎ重視 約80〜110万円、進学前の長期基礎固め 約175〜220万円)。1カ国留学より費用を抑えつつ、渡豪時の英語力を底上げできます。
目次
2カ国留学とは?(30秒でわかる要点)
2カ国留学とは、1回の渡航で2つの国に滞在して学ぶ留学スタイルです。なかでもフィリピン+オーストラリアは定番の組み合わせ。前半のフィリピンでマンツーマン中心に英語の基礎を固め、後半のオーストラリアでワーキングホリデーや進学・就労へとステップアップします。
人気の理由は3つ。①フィリピンの学費・物価が安く費用を抑えやすい/②マンツーマン授業で初心者でも短期間で伸びる/③オーストラリアの語学学校期間を短縮でき、早く働き始められる。
2カ国留学の4つのメリット
① 費用を抑えやすい(フィリピンの学費・物価の安さ)
フィリピンの物価は日本の半分以下。通貨のペソは2026年時点で1ペソ=約2.5〜2.6円で、外食も1食100〜300円程度から楽しめます。語学学校も授業料・学生寮・食費がパッケージになっていることが多く、毎日たっぷりマンツーマンを受けても欧米圏よりかなり安く抑えられます。
② マンツーマン授業で初心者でも伸びる
フィリピンの語学学校は、先生と生徒が1対1で行うマンツーマンレッスンが中心です。1日5〜8時間、自分のレベルとペースに合わせて学べるため、「人前で英語を話すのが恥ずかしい」という初心者でも、周囲を気にせずスピーディーに上達できます。
③ オーストラリアの語学学校期間を短縮できる
オーストラリアのワーキングホリデービザでは、就学は最長17週間(約4ヶ月)までと決まっています。基礎からこの期間だけで仕上げるのは初心者には短め。そこでフィリピンで先に基礎を固めておけば、オーストラリアの学校を短くして、そのぶん早くアルバイトを始められます。
④ 日本から近く、移動もスムーズ
フィリピンは日本から飛行機で約5時間。航空券も欧米より安く、時差もほとんどありません。日本とオーストラリアのちょうど中間に位置するため、フィリピンからオーストラリアへの移動もスムーズで、2カ国留学に最適なロケーションです。
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費用の全体像|プラン別の相場と総額レンジ
2カ国留学の費用は「フィリピンの滞在期間」と「オーストラリアで語学学校に通うかどうか」で大きく変わります。まずは目的別の代表的な3プランを、学費+滞在費の相場で見てみましょう。
| プラン | 構成の目安 | 学費+滞在の相場 |
|---|---|---|
| ①ワーホリでも英語重視 | フィリピン3ヶ月+豪州(語学3ヶ月+滞在1ヶ月) | 約115〜150万円 |
| ②ワーホリで稼ぎ重視 | フィリピン3ヶ月+豪州(滞在1ヶ月) | 約80〜110万円 |
| ③学生ビザ長期の前に基礎固め | フィリピン2ヶ月+豪州(語学10ヶ月+滞在1ヶ月) | 約175〜220万円 |
※上記は学費・滞在費が中心の目安です。別途、往復航空券(約8〜15万円)・海外留学保険・現地の生活費(食費・交通費など)で+50〜80万円程度を見込んでおくと安心です。オーストラリア単国留学と比べても総額に大きな差は出にくく、初心者ほど「基礎固め+実践」の費用対効果が高くなります。

プラン①:ワーキングホリデーでもしっかり英語力を伸ばしたい
フィリピンで基礎を固め、オーストラリアでも語学学校に通ってから働きたい方向け。もっとも英語力が伸びる王道プランです。
| 項目 | 期間 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| フィリピン語学学校(授業料・寮・食事) | 3ヶ月 | 約65〜90万円 |
| オーストラリア語学学校 | 3ヶ月 | 約35〜45万円 |
| オーストラリアのホームステイ | 1ヶ月 | 約15〜18万円 |
| 合計(学費+滞在の目安) | — | 約115〜150万円 |
プラン②:ワーホリ期間中はたくさんアルバイトがしたい
英語の勉強は入国前にある程度終え、オーストラリアでは働くことを優先したい方向け。学費を抑えつつ、フィリピンで身につけた英語を現地で試せます。
| 項目 | 期間 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| フィリピン語学学校(授業料・寮・食事) | 3ヶ月 | 約65〜90万円 |
| オーストラリアのホームステイ | 1ヶ月 | 約15〜18万円 |
| 合計(学費+滞在の目安) | — | 約80〜110万円 |
プラン③:学生ビザの長期留学の前に基礎を固めたい
オーストラリアで学生ビザの長期留学を考えているけれど、今は英語に自信がない方向け。フィリピンのマンツーマンで土台を作ってから長期留学へ進みます。
| 項目 | 期間 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| フィリピン語学学校(授業料・寮・食事) | 2ヶ月 | 約45〜60万円 |
| オーストラリア語学学校 | 10ヶ月 | 約115〜140万円 |
| オーストラリアのホームステイ | 1ヶ月 | 約15〜18万円 |
| 合計(学費+滞在の目安) | — | 約175〜220万円 |
フィリピン留学側の費用をさらに詳しく知りたい方は、姉妹サイト「ラララ・フィリピン(留学費用の総合ガイド)」もあわせてご覧ください。
フィリピンとオーストラリアの特徴を比較
2カ国留学では、それぞれの国の特徴を理解したうえで、目的・スケジュール・英語レベルに合わせてプランを組み立てるのが成功のコツです。まずは主要ポイントを一覧で比較します。
| 項目 | フィリピン | オーストラリア |
|---|---|---|
| 学校スタイル | マンツーマン中心(毎日5〜8時間) | グループ授業(1クラス10〜15名) |
| 費用・物価 | 安い(日本の半分以下) | 高め(日本の1.5〜2倍) |
| 気候 | 年間を通して温暖(雨季・乾季) | 日本と季節が逆・過ごしやすい |
| 治安 | 注意が必要な場所あり | 比較的良好 |
| 留学生の国籍 | 日本・韓国・台湾などアジア中心 | 欧州・南米など多国籍 |
| 向いている段階 | 基礎固め・初心者 | 実践・アウトプット・就労 |
フィリピンは、マンツーマン中心・低コスト・アジア圏の学生が多い環境で、基礎固めに最適。治安面では夜間の繁華街を避けるなどの基本的な注意は必要ですが、慎重に行動すれば過度に心配することはありません。オーストラリアは、多国籍なグループ授業でアウトプットと実践に強く、就労・観光まで自由度が高いのが魅力です。フィリピンで自信をつけてから移ると、学校でも仕事でも積極的に動けます。

モデルスケジュール(時系列)
2カ国留学では、まずフィリピンで英語の基礎を高めるのが一般的です。よくあるのは、フィリピンの語学学校に6〜12週間ほど通い、そのあとオーストラリアで約1年のワーキングホリデーをするパターン。マンツーマンで「話すことへの苦手意識」を克服し、コミュニケーションに自信を得てからオーストラリアへ移るとスムーズです。
オーストラリア到着後は、すぐにアルバイトを探す人が多数。すでに英語で意思疎通ができるため仕事も見つけやすく、より実践的な英語が身につきます。到着後1ヶ月ほど語学学校に通い、各国の留学生と交流してからアルバイト探しを始めるケースもあります。フィリピンより自由度が高いぶん、自分なりの目的とプランを決めておくことが重要です。
オーストラリアでのアルバイトと就労準備
主なアルバイトの種類
ファーム(農場):収穫やパッキングなどの季節労働。多国籍の同僚と働くため基本的な英語コミュニケーションが必要ですが、自由度が高く仕事と観光を交互に楽しみたい方に人気です。
ツアーガイド:旅行者との会話や観光地の案内が中心で、活きた英語を使える人気の仕事。相応の英語力が求められますが、その土地の歴史や文化にも深く触れられます。
レストラン・ショップ店員:日本食レストラン(ジャパレス)など、日本人が就きやすい仕事。英語初級者でも働きやすい一方、使う英語が限られるため、さらに英語を伸ばしたい方は別の職種も検討しましょう。
働く前に準備しておくこと
ビザ:学生ビザ・ワーキングホリデービザ・観光ビザから、目的に合ったものを事前に取得します。
タックスファイルナンバー(TFN):納税者番号。収入がある人は必ず取得が必要で、所定のWebサイトから申請できます。
現地の銀行口座:給与の振込に必須。渡豪後に窓口で開設します(弊社でもサポート)。
携帯電話・SIM:仕事探しや連絡に必須。現地の通信会社で契約・購入するのが一般的です。
失敗しないための注意点・デメリット
メリットの多い2カ国留学ですが、事前に知っておきたい注意点もあります。
①フィリピンで「遊びすぎ」て目標未達になる:低コストで居心地がよいぶん、目標レベルに届く前にダラダラ過ごしてしまう人も。渡航前に「フィリピン卒業時の到達目標」を決めておきましょう。
②2カ国分のビザ・渡航手配が煩雑:ビザ、航空券、保険、滞在先を2カ国分手配する必要があります。段取りに不安があればエージェントの活用が安心です。
③期間配分を誤ると割高になる:フィリピンを長く取りすぎたり、オーストラリアの学校期間が中途半端だと費用対効果が下がります。目的に対して最適な配分設計が重要です。
④学校選びが成否を分ける:フィリピン・オーストラリアそれぞれで、レベル・国籍比率・ルール(母国語禁止など)は学校ごとに大きく異なります。目的に合った学校選びがカギです。
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2カ国留学におすすめの語学学校
2カ国留学の後半で通う、オーストラリアのおすすめ語学学校をご紹介します。気になる学校の詳細はお気軽にカウンセラーまでお問い合わせください。
よくある質問(FAQ)
まとめ
フィリピン+オーストラリアの2カ国留学は、「マンツーマンで基礎を固めてから、多国籍な環境で実践する」という、初心者にとって理想的なステップアップができる留学スタイルです。費用も工夫次第でオーストラリア単国と大きく変わらず、費用対効果の高さが魅力。成功のカギは、目的に合ったプラン設計と学校選びにあります。
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この記事を書いた人:山本 幸生(Yukio Yamamoto)
ラララ・オーストラリアの留学カウンセラー。年間多数の留学相談を担当し、フィリピン+オーストラリアの2カ国留学プランニングに精通。予算と目的に合わせた最適な留学設計を得意とする。


