RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)は、1887年に設立されたオーストラリアの名門国立大学です。メルボルンの中心部にメインキャンパスを置く同大学は、130年以上の歴史を持ち、特に工学やIT分野で世界的な評価を得ています。
メインキャンパスには約6万人の学生が在学し、国内外に5つのキャンパスを保持。実践的な教育プログラムと充実した留学生サポートで、将来のキャリア形成をしっかりと支援していきます。1.学校概要
RMIT大学の基本的な情報から特徴まで、詳しく解説します。
1-1. 基本情報
RMIT大学の立地やアクセス、そして学生の数や国籍構成など、学校選びで気になる基礎情報をまとめました。
1-1-1. 学校の設立年、所在地、アクセス
RMIT大学は、1887年にメルボルンで創立された歴史ある国立大学です。メインキャンパスはメルボルン市の中心部にあり、公共交通機関でのアクセスも抜群。さらに、ベトナムにも海外キャンパスを展開しており、国際的な学びの場としても知られています。
1-1-2. 生徒数、国籍比率、日本人比率
RMIT大学には約90,000人以上の学生が在籍しており、そのうち約4割が世界各国から集まった留学生です。国際的な学習環境が整っていて、日本人学生も一定数在籍しているため、初めての海外生活でも安心してスタートできます。
1-2. 特徴
ここでは、RMIT大学の魅力的なポイントを3つ紹介します。
1-2-1. 伝統ある国立大学
130年以上の歴史を持つRMIT大学は、オーストラリアでも有数の伝統校。特にテクノロジーやデザイン分野において高い評価を受けており、実践的な教育が特徴です。
1-2-2. 目指すキャリアに沿った多彩なプログラム
RMIT大学では、経営・IT・デザイン・エンジニアリング・医学など、さまざまな分野のプログラムが提供されています。実習や業界との連携も重視しているため、将来の仕事に直結するスキルが身につきます。
1-2-3. 多国籍な学生との交流
留学生が多く在籍しているRMIT大学では、世界中から集まった学生と交流できるのも魅力のひとつ。学内では国際交流イベントやボランティア活動も盛んで、英語力を伸ばしながら異文化理解も深められます。
2. 提供コース
ここでは、RMITで学べる主なコースについて、分野別にご紹介します。
2-1. 学士課程
以下に、主要な専攻分野を紹介します。
2-1-1. 経営
経営学部では、マーケティング、人材管理、起業など幅広い分野を学べます。プロジェクトやインターンシップを通して、ビジネスの現場で活躍できるスキルが身につきます。
2-1-2. サイバーセキュリティ
情報セキュリティ分野に関心がある学生には、サイバーセキュリティ専攻がおすすめです。ネットワークやセキュリティ対策、最新のサイバー脅威に対する防御方法などを学びます。
2-1-3. 教育
教育分野では、初等教育や中等教育の教師を目指す学生向けのプログラムがあります。実際に学校現場での実習を通じて、指導力や対人スキルを養うことができます。
2-1-4. 美術、デザイン
RMIT大学の美術学部やデザイン学部は、世界でもトップクラスの評価を受けています。現代美術やアート写真、グラフィックデザインなどの分野で、クリエイティブなキャリアをスタートするための基礎知識を養えます。
2-1-5. エンジニアリング
工学系のコースでは、機械、電気、土木、航空など、将来の産業界で役立つ知識と技術を学びます。業界と連携したプロジェクトや研究活動も盛んで、卒業後にエンジニア職に就く学生も多いです。
2-2. 大学院課程
以下に、主要な専攻分野を紹介します。
2-2-1. 建築
RMIT大学の建築学は、学習と技術経験を両立した実践重視の教育で、世界的に高い評価を受けています。少人数制のクラスで、地元メルボルンだけでなく、国際的な一流建築家から教えを受けられます。
2-2-2. デザイン
アーティストやアートマネージャーとして、より専門的で高度な表現力を磨くプログラムが充実しています。業界の専門家と連携して実際のプロジェクトに参加することで、実践的なスキルを身につけ、専門家とのつながりを築けます。
2-2-3. 商学
ビジネスやファイナンス、マネジメントに関する知識を深めたい学生向けに、MBAなどの修士課程があります。実務経験を重視したケーススタディも多く、国際的なビジネススキルが身につきます。
2-2-4. 通訳・翻訳
RMIT大学の通訳・翻訳学部は、経験豊富な講師とともにシミュレーションや実際の課題に取り組めます。オーストラリア翻訳・通訳認定機関(NAATI)にも認定されたカリキュラムで、卒業後に資格を取得し、実務に直結した仕事に就く人も多くいます。
2-3. 留学生向けコース
英語に自信がない方や、いきなり学士課程に進むのが不安な方のために、RMITでは留学生向けの特別なコースも用意されています。
2-3-1. スタディアブロード
半年または1年間だけRMITで学ぶ「スタディアブロード」は、海外留学を短期で体験したい人におすすめの制度です。好きな科目を選んで受講でき、単位としても認められるため、日本の大学に戻ってからも遅れをとることなく学業を続けられます。
2-3-2. ファウンデーションコース
大学進学に必要な英語力や学術的スキルを身につけたい人には、ファウンデーションコースがおすすめです。ファウンデーションコースの専門スタッフがあらゆるシーンでサポートして、周囲の文化を知る機会にもなります。
3. 入学情報
ここでは、必要な学力や英語力、出願方法などについて詳しく解説します。
3-1. 入学条件
RMIT大学に入学するためには、学力や英語力などの一定の条件を満たす必要があります。以下に、主な入学条件を紹介します。
3-1-1. GPA/評点平均
学士課程への入学には、高校の成績がGPA2.0以上または50%以上が求められます。ただし、専攻やコースによって異なる場合があるため、希望するプログラムの詳細を確認してください。
3-1-2. 英語力要件
英語圏以外からの留学生は、英語力を証明する必要があります。RMIT大学では、以下の英語試験のスコアを受け付けています。
IELTS(Academic):6.5以上(各セクション6.0以上)
TOEFL iBT:79以上(R:13/L:12/S:18/W:21)
専攻によっては、これらのスコアより高い英語力が求められる場合があります。詳細は、各専攻の入学要件を確認してください。
3-2. 入学手続き
ここでは、出願可能な学期、出願方法について説明します。
3-2-1. 入学可能な学期と授業料
RMIT大学の入学時期は、2月と7月です。
授業料は、選択するプログラムやコースによって異なります。具体的な金額は、RMIT大学の公式ウェブサイトで各プログラムのページに記載されています。
3-2-2. 出願方法
RMIT大学への出願は、オンラインで行うことができます。出願に必要な書類はこちらです。
・学歴証明書(成績証明書や卒業証明書)
・言語能力の証明書
・試験結果の証明書類
・活動実績の証明書(任意)
・入学検定料
・エッセイ
・推薦書
エッセイと推薦書は、国際学生授業料減免奨学金を申請する場合のみ必要です。書類は、原本またはコピーを提出する必要があります。詳細は、各コースの出願要項を確認してください。
4. キャンパスライフ
ここでは、大学の施設やキャンパス周辺の環境についてご紹介します。
4-1. 施設・設備
まずは、RMIT大学のキャンパス内にある施設を見ていきましょう。
4-1-1. 銀行、郵便局などの生活施設
RMITのメルボルンシティキャンパス内には、銀行やATM、郵便局、カフェなど、日常生活に便利な施設がそろっています。授業の合間に立ち寄れる位置にあるため、快適にキャンパスライフを送れるでしょう。
4-1-2. 診療所、薬局などの健康施設
キャンパス内にはヘルスクリニックがあり、整骨療法、カイロプラクティック、心理カウンセリングを受けることができます。また薬局も完備されているため、ちょっとした不調やケガの際にも安心です。
4-1-3. 保育所
RMIT大学では、子育て中の学生や職員のために保育ルームを用意しています。子ども用の遊び場や、年齢ごとのルームがあり、認可保育士による保育を受けられます。
4-2. 周辺環境
次に、キャンパスの立地や周辺エリアについてご紹介します。
4-2-1. メルボルン中心地へのアクセスと過ごし方
メインキャンパスのあるメルボルンは、トラムや電車、バスなどの公共交通が充実しています。無料のトラムを利用すれば、市内中心部を簡単に移動でき、買い物や食事、観光にも気軽に行けます。
4-2-2. 近隣の観光スポット
メルボルンは、文化施設や公園も豊富です。キャンパス周辺にはクイーン・ビクトリア・マーケット、フェデレーションスクエア、美術館など、気分転換にぴったりなスポットが多数あります。
5. 留学生サポート
5-1. 学習支援
まずは、授業の内容を理解するための支援や、英語力を高めるサポートについて見ていきましょう。
5-1-1. 無料の学習・英語サポート
RMIT大学では、留学生向けに学習サポートを提供しています。レポートの書き方や学習テクニック、英語・数学・科学のスキルにまつわるサポートなどを受けられます。
5-1-2. スタディハブ
学内には、学習をサポートする「スタディハブ」があります。ここでは、専門の学習アドバイザーが常駐しており、わからないことや課題の進め方について気軽に相談できます。
5-2. 生活サポート
次に、海外生活で困ったときに頼れるサポート体制について見ていきましょう。
5-2-1. Kirrip Stewards(キリップ・スチュワード)
RMIT大学独自の「Kirrip Stewards」は、現地の学生ボランティアにオンラインや対面で相談ができるサポートです。大学内のツアー、イベントも開催しているので、積極的に参加すれば友だちを作るチャンスにもなります。
5-2-2. カウンセリングサービス
RMITでは、プロのカウンセラーによるメンタルヘルスサポートも提供しています。文化の違いによる戸惑いや、ホームシック、人間関係の悩みなど、どんな小さなことでも相談できます。
6. 卒業後の進路
ここでは、就職実績や、就職サポート体制についてご紹介します。
6-1. 就職実績
まずは、RMIT大学の卒業生がどのような企業に就職しているのか、また、大学の評価について見ていきましょう。
6-1-1. 主な就職先
RMIT大学の卒業生は、オーストラリア国内外のさまざまな業界で活躍しています。たとえば、エンジニアリングの分野では、以下のようなプロフェッショナル職に就いた学生がいます。
・航空宇宙エンジニア
・航空機設計者
・生物医学エンジニア
・土木、インフラエンジニア
6-1-2. 就職力ランキングにランクイン
RMIT大学は、就職に強い大学としても知られており、QS大学院就職力ランキング2022では74位にランクインしています。企業との連携の深さや、卒業生の活躍実績が高く評価されている証といえます。
6-2. キャリアサポート
ここでは、学生が希望する業界で活躍できるよう、RMIT大学が提供しているサポート体制をご紹介します。
6-2-1. 各業界とのコネクション
RMIT大学は、地元企業や国際企業と数多くの連携を結んでおり、学内でのプロジェクトやインターンシップ、就職説明会などを通じて、在学中から業界とつながるチャンスがあります。
6-2-2. ジョブショップスタッフによる就労サポート
RMITには、キャリア開発センターが設置されており、履歴書の書き方や面接の練習、求人情報の提供など、学生一人ひとりの就職活動をサポートしています。卒業後も一定期間サポートを受けられるため、帰国後のキャリア支援や海外での就職活動にも対応してもらえます。
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授業料
RMIT大学は1年間のパッケージで通うと、$24,000です。授業料の詳細は以下よりご確認ください。
授業料詳細はこちら
学校概要
地域 | メルボルン |
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住所 | 124 La Trobe St, Melbourne VIC 3000 Australia |
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学生数 | 約90,000人 |
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国籍割合 | ヨーロッパ、アジア、南米、北米、中東 |
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日本人比率 | 10% |
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日本人スタッフ | なし |
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学校内施設 | 図書館 |
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キャンパス | メルボルン |
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入学日 | 2月、7月 |
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入学条件 | IELTS(Academic):6.5以上 TOEFL iBT:79以上 |
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公式Instagram | https://www.instagram.com/rmituniversity/ |
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