
QS世界大学ランキング2027で、オーストラリアからは9校が世界トップ100に入りました。国内1位は、メルボルン大学からニューサウスウェールズ大学(UNSW)に交代しました。
オーストラリアの大学ランキング TOP5(QS2027)
6位以下を含む世界トップ250の17校は、下の一覧表でまとめています。
📅 最終更新日:2026年10月
結論:グループ・オブ・エイト(Go8)とは
グループ・オブ・エイト(Go8)は、オーストラリアを代表する研究重視の名門8大学連合です。QS世界大学ランキング2027ではニューサウスウェールズ大学(世界19位)を筆頭に、8校中6校が世界トップ50にランクイン。世界水準の教育・研究力を持ちながら、日本の大学より入学ハードルが低く、最短3年で卒業できるのも大きな魅力です。
この記事のポイント
- Go8=オーストラリアの研究重視の名門8大学連合
- QS2027で8校中1校が世界トップ20、6校がトップ50
- 国内最高位はニューサウスウェールズ大学(世界19位)
- 日本より入学ハードルが低く、3年制で早く卒業できる
- 学費は高めだが奨学金・進学準備コースで対応可能
【2026年最新】アデレード大学は2026年1月に南オーストラリア大学(UniSA)と統合し、新「Adelaide University」として開学しました。本記事の順位はQS World University Rankings 2027(2026年6月発表)に基づきます。
今回は「オーストラリアの大学に興味がある」「オーストラリア留学を検討している」「海外の大学に行きたい」という方のために、オーストラリアの大学留学についてまとめました。メリット・デメリットから大学ランキングまで細かく紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
オーストラリアの大学ランキング一覧【QS2027・世界トップ250の17校】
オーストラリアには約40の大学があり、そのうち9校が世界トップ100に入っています。世界トップ250に入った17校を一覧で確認しましょう。上位8校は「グループ・オブ・エイト(Go8)」と呼ばれる研究型の名門校で、詳しくは本記事後半で各校を解説しています。
| 順位 | 大学名 | QS2027 |
|---|---|---|
| 1 | ニューサウスウェールズ大学(UNSW)Go8UNSW Sydney | 19位 |
| 2 | メルボルン大学Go8The University of Melbourne | 22位 |
| 3 | シドニー大学Go8The University of Sydney | 28位 |
| 4 | オーストラリア国立大学(ANU)Go8The Australian National University | 29位 |
| 5 | モナッシュ大学Go8Monash University | 31位 |
| 6 | クイーンズランド大学Go8The University of Queensland | 40位 |
| 7 | 西オーストラリア大学Go8The University of Western Australia | 77位 |
| 8 | アデレード大学Go8Adelaide University | 79位 |
| 9 | シドニー工科大学(UTS)University of Technology Sydney | 87位 |
| 10 | RMIT大学RMIT University | 119位 |
| 11 | マッコーリー大学Macquarie University | 126位 |
| 12 | カーティン大学Curtin University | 189位 |
| 13 | ウーロンゴン大学University of Wollongong | 195位 |
| 14 | ディーキン大学Deakin University | 227位 |
| 15 | クイーンズランド工科大学(QUT)Queensland University of Technology | 240位 |
| 16 | ラトローブ大学La Trobe University | 241位 |
| 17 | ニューカッスル大学The University of Newcastle | 244位 |
出典:QS World University Rankings 2027(2026年6月発表)。オーストラリアはランクインした大学の25%が世界トップ100に入っており、大学数に対する上位校の比率が高いことが特徴です。
※ 世界トップ250圏外では、グリフィス大学、スウィンバーン工科大学、タスマニア大学なども日本人留学生に人気があります。これらの大学の最新順位はQS公式サイトでご確認ください。
なお、オーストラリアの大学には日本のような偏差値という指標がありません。出願の判定は高校の成績(日本の高校からはGPAや評定平均)と英語力(IELTSなど)で行われるため、「偏差値が高い=入りにくい」という日本の感覚はそのまま当てはまりません。世界ランキング上位校でも、進学準備コース(ファウンデーション)を経由すれば道が開けます。
グループ・オブ・エイトとは?
オーストラリアにはグループ・オブ・エイト(Group of 8)と呼ばれる1999年に結成された8大学による大学連盟があります。このグループに所属している大学はオーストラリア全土でもトップレベルの教育を提供していると言われており、8つの大学は互いに高い教育方針を目指し、幅広い研究や質の高いレベルの教育を提供することに力を入れています。
オーストラリアでトップレベルの大学への進学を希望される方は、グループ・オブ・エイトに入っている上位ランク大学へ出願を検討されても良いかもしれません。
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オーストラリアの大学に入学する5つのメリット
大学入学の5つのメリット
①教育水準が高い
QS世界大学ランキング2027では9校が世界トップ100に入るなど、その教育水準の高さはオーストラリアの大学に行く最も大きなメリットであると言えるでしょう。
日本では750校ほどある大学のなかでトップ100にランクインしているのは5校という現状を考えると、いかにオーストラリアの水準が高いかが分かります。
また、オーストラリアでは偏差値という概念がなくどの大学も一定してレベルが高いため、大学間の格差が少ないことも大きなポイントです。
②入学へのハードルが低い
オーストラリアの大学への入学は基本的には書類審査で、アメリカやイギリスに比べると入学までのハードルが低いです。願書・英語証明(IELTSスコアなど)・学歴証明(過去の学校証明)・パスポートコピーなどを提出し、それが通れば入学が可能となります。
さらに過去の学校の偏差値の高さなどは関係なく、純粋に成績やスコアなどで判断されるため、自分の頑張り次第で合格を掴みとりやすい環境であると言えます。
また、英語力に関しては大学付属語学学校でパスウェイという制度を使うことで試験が免除になります。
③3年で卒業できる
オーストラリアの大学は基本的には3年制です。1年目から専門課程に入るため、最短で自身の専攻科目を学ぶことができます。
また、通常は1年2学期制ですが、1年3学期制の大学であれば最短2年で卒業することも可能です。自分の学びたいことを凝縮した時間で学ぶことができるのも大きなメリットです。
④働くことができる
基本的に海外留学では現地で働くことはできませんが、オーストラリアでは学生ビザでの滞在でも就学期間中は2週間で48時間までの就労が認められています(学校の長期休暇中は就労時間の上限なし)。この制度があるため、学校に通いながらアルバイトをすることができます。
生活費を稼ぐことができ、働くことで英語力や対応力も身に付くため一石二鳥と言えるでしょう。さらに、大学卒業後も条件を満たせば1~2年間の就労ビザを取得することができ、そのまま現地でフルタイムで働くことも可能です。
オーストラリアでは、在学中も卒業後も外国人が働くための間口が広がっているのです。
⑤留学生が多い
留学先としても人気のオーストラリアでは、大学の海外留学生の比率は平均20~30%と非常に高いです。
世界各国から留学生が集まっているとお互いのやる気を鼓舞することにも繋がりますし、学校としても留学生のサポート体制がきちんと整っているところが多いです。異国の地で同じ留学生という立場の仲間が多いことは心強い支えとなるでしょう。
オーストラリアの大学に入学する2つのデメリット
2つのデメリット
①物価・学費が高い
オーストラリアは世界一物価が高い国であると言われており、特に外食を中心とした食費や家賃が高いため、現地で生活するのにとてもお金がかかります。
また、大学の授業料は毎年改定され、年々上昇しています。たとえばシドニー大学は2026年入学がA$49,200〜65,900、2027年入学がA$51,700〜69,200と、1年で約5%引き上げられました。入学年によって学費が変わるため、出願前に必ず該当年度の公式料金を確認してください。
学費も滞在費や生活費もかかるため、いかに節約できるかを考えながら生活する必要があるでしょう。オーストラリアは学生ビザの滞在でも働くことができるため多くの留学生がアルバイトをしていますが、学業とアルバイトの両立に苦労する人も少なくないようです。
②日本人が多い
どこの国に行っても日本人留学生は一定数いますが、やはり人気の留学先であるオーストラリアには日本人がたくさんいます。異国の地に同じ国籍の人がたくさんいることは安心要素にもなりますが、日本人同士でつるんでしまうと語学力の向上は見込めません。
せっかくお金と時間を使ってオーストラリアに留学に行くからには、自分を追い込んで日本人とつるみすぎない意識を持つようにすることが大切です。必要な情報を得たり、心の安定を保つために日本人と交流することも大事ですが、基本的には他国籍の人と交流を深め、英語を使う機会を増やすことをおすすめします。
オーストラリアの大学に入学するまでの流れは?
オーストラリアの大学に入学するまでの流れは、大学や自身の学歴・英語力によって異なります。IELTSやTOEFLなどで一定のスコアを満たしていればそのまま入学できる大学もあれば、最終学歴が高卒の場合は大学に入る準備コースであるファウンデーションコースを経て入学が必要になるケースもあります。
つまり最終学歴・最終学歴での成績・英語力・入りたい大学・学部によって条件がそれぞれ異なってくるのです。まずは自分の行きたい大学・学部の入学条件を確認し、それに合わせた手順を踏むようにしましょう。
いずれにせよIELTSやTOEFLなどの英語力を証明できるものがあるとスムーズに入学することができるため、留学を決めたら勉強を始めておくといいでしょう。
また、現時点では英語力が低い、英語力を照明できるものがない、という方でも、現地で準備期間として英語を学ぶコースを受講する方法もありますので、諦める必要はありません。
オーストラリアの大学留学にかかる費用はどれくらい?
オーストラリアの大学の授業料は大学や学部によって大きな差がありますが、日本円にして年間およそ420〜720万円(A$38,000〜65,000程度。医学・歯学はA$95,000〜103,000とさらに高額/各大学が公表する2026〜2027年の公式料金、為替により変動)が相場となっています。同じGroup of Eightでも、メルボルン大学の文系はA$38,000台、シドニー大学の理工系はA$63,000台と幅があります。それ以外に入学金・渡航費・ビザ代金・保険代・滞在費・生活費などがかかってくるため、トータルでは年間およそ720〜1,020万円ほどが必要となります(生活費だけで年間約300万円)。学費を抑えたい場合は、ニューイングランド大学のA$27,312〜など年A$3万を切る地方大学を検討する手もあります。奨学金制度を利用して学費を免除してもらったり、現地でアルバイトをして稼ぐなりして上手くやりくりする工夫も必要となってくるでしょう。
グループ・オブ・エイトの大学ランキング
| Go8内 順位 | 大学名 | 州 | QS2027 世界 | THE2026 世界 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ニューサウスウェールズ大学(UNSW) | NSW | 19位 | 79位 |
| 2 | メルボルン大学 | VIC | 22位 | 37位 |
| 3 | シドニー大学 | NSW | 28位 | 53位 |
| 4 | オーストラリア国立大学(ANU) | ACT | 29位 | 73位 |
| 5 | モナッシュ大学 | VIC | 31位 | 58位 |
| 6 | クイーンズランド大学(UQ) | QLD | 40位 | 80位 |
| 7 | 西オーストラリア大学(UWA) | WA | 77位 | 145位 |
| 8 | アデレード大学 | SA | 79位 | 176位 |
※ QS World University Rankings 2027/Times Higher Education 2026より。順位はQS2027基準。アデレード大学は2026年に統合し新「Adelaide University」として再スタート(THEは新体制での順位)。
それでは、グループ・オブ・エイトと呼ばれている8校のランキングをご紹介していきます。

ニューサウスウェールズ大学University of New South Wales (UNSW)

メルボルン大学University of Melbourne

シドニー大学University of Sydney

オーストラリア国立大学Australian National University

モナッシュ大学Monash University

クィーンズランド大学University of Queensland

西オーストラリア大学University of Western Australia

アデレード大学University of Adelaide
オーストラリアの大学はなぜ水準が高いのか?
水準が高い理由を詳しく見る
オーストラリアの大学は、政府の高等教育質保証機関(TEQSA)に「大学」として登録されている40校余りと数は多くありませんが、その中でも世界大学ランクの上位に名を連ねる学校が多いです。
この理由としては、オーストラリア州政府、連邦政府が各大学の教育水準を一定に保つことができる様に、厳格な教育制度を保っている為です。大学数が少数であっても、世界大学ランクの高ランクに位置づけをされています。
そのためオーストラリアの大学は一定に保たれた教育環境を提供し続ける事が可能なのです。また、オーストラリアの大学は世界中から講師陣を採用し、取得できる専門科目も多岐に渡るため世界から高い評価を得ています。この様な背景も常に世界大学ランクの高ランクを保持出来る理由の一つでしょう。
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あわせて読みたい: オーストラリアの大学一覧(全40校・学費)/大学制度ガイド/ファウンデーションコースとは
よくある質問(オーストラリアの大学ランキング)
Q. オーストラリアで最も評価の高い大学はどこですか?
QS World University Rankings 2027で世界19位のニューサウスウェールズ大学(UNSW)が国内最高位です。Times Higher Education 2026では、メルボルン大学が豪州唯一のトップ50(世界37位)に入っています。
Q. グループ・オブ・エイト(Go8)とは何ですか?
1999年に結成された研究重視の名門8大学連合で、メルボルン・シドニー・UNSW・ANU・モナッシュ・UQ・UWA・アデレードが所属します。オーストラリアの研究活動の大部分を担っています。
Q. 日本の偏差値でいうとどのくらいのレベルですか?
オーストラリアの大学は偏差値ではなく高校成績(GPA)と英語力(IELTS)で評価されます。世界ランキングで見ると多くが世界トップ100〜200に入り、日本の難関国立大に匹敵する評価です。
Q. オーストラリアの大学が世界ランキングで高い理由は?
大学数が40校余りと少なく、州・連邦政府が教育水準を厳格に管理し、世界中から教員を採用しているためです。
Q. QSとTHE、どちらのランキングを参考にすべきですか?
評価軸が異なります(QSは評判・国際性を、THEは研究・教育を重視)。両方に加え、志望分野の「分野別ランキング」も確認すると実態に近づきます。
Q. ランキング上位の大学に入るには?
学部への直接入学はIELTS6.0〜6.5と高校成績が目安で、多くの留学生はファウンデーションコースを経由します。詳しくは無料カウンセリングでご相談ください。
Q. Go8に入学するのは難しいですか?
日本の難関大学のような一発勝負の入学試験はなく、高校の成績(GPA)と英語力(IELTS等)が主な基準です。基準に届かない場合も、ファウンデーションコースを経由すれば進学のチャンスがあります。
Q. オーストラリアの大学に奨学金はありますか?
多くの大学が留学生向けに成績優秀者奨学金(授業料の10〜50%減免など)を用意しています。Go8各校も独自の奨学金制度があり、出願と同時に申請できる場合が多いため、早めの情報収集がおすすめです。
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まとめ
オーストラリアの大学は、非常に高い教育水準を誇りながらも比較的入学しやすいため、全ての学びたい人に間口が開かれていると言えます。治安や天候もよく日本との時差もないため、学業に打ち込むことができる環境も人気の理由でしょう。
学ぶための条件が全て揃っていると言っても過言ではないオーストラリアの大学に留学することは、確実にあなたの人生において貴重かつ大切な経験となります。メリット・デメリットを考慮したうえで、後悔のない選択をしてください!
