オーストラリアは福祉システムや介護施設が充実しているとして有名です。 少子高齢化が加速する日本からも多くの関連企業や期間がオーストラリアへ視察に訪れているぐらいです。 欧米圏では成人すると親とは離れて別々に暮らすことが一般的です。
高齢になり一人で生活ができなくなったり介護が必要になった場合は施設に入居して暮らします。そのため、オーストラリアには日本でいうところの老人ホームや介護施設がたくさんあります。
そこで働く人たちの人員に余裕があるわけではありませんので専門学校を卒業したりやボランティアという形で留学生が関わることも多いです。
オーストラリア 介護・福祉関係で働くためには
オーストラリアで介護・福祉の分野に関わるためには主に以下の2つ方法があります。
- オーストラリアの専門学校の介護・福祉コースで勉強し卒業後に関連施設に就職をすること。
- ボランティアという形で関連施設にてお手伝いをすること。
どのぐらい深く働きたいのかによって選択は変わってきますが、専門学校を卒業し、就職をした場合は 後々の永住権申請につながりますので永住を考えている方にもおすすめです。
オーストラリアの介護・福祉の専門学校に関して
オーストラリアで介護・福祉関係のお仕事を本格的にする場合、専門学校で勉強する必要があります。日本のように介護福祉士といった国家資格はありませんので、専門学校で関連するコースを修了することが資格代わりになります。専門学校で勉強をする場合、「Community Services Work」や「Aged Care」といったコースを受講します。
オーストラリアのCommunity Services Workコースに関して
Community Services Workコースは老人施設だけでなく、障害者施設や特定の病気患者施設、アルコール・ドラッグ依存克服施設など様々な社会施設で働くための知識、やスキルを学んでいきます。
コースはCertificate IVからDiplomaまで設置している学校が多く、Certificateでは実際に現場で働く際のスキルを、Diplomaではマネージャーとして施設の管理や職員管理など経営部分も追加して学んでいきます。
人とコミニュケーションを取ることが主な仕事内容になりますので、入学に必要な英語力もIELTS5.5~6.0になります。
Certificate IV(サーティフィケートIV)
コース期間:約20週~50週
コース料金:約$4000~
実際に一職員として働くことを目的として学びます。
カリキュラムの一部
- Provide first point of contact(顧客とのファーストアクションに関して)
- Follow WHS safety procedures for direct care work(施設での安全管理)
- Communicate appropriately with clients and colleagues(顧客や同僚とのコミニュケーション)
- Work within a community development framework(施設内での働き方)
Diploma(ディプロマ)
コース期間:約40週~120週
コース料金:約$7000~
管理者として仕事ができるように学びます。
カリキュラムの一部
- Undertake research activities (事業をより良くするための研究について)
- Support community leadership(施設内での管理者としてのスキル)
- Maintain legal and ethical work practices(法律・倫理的観点での労働環境に関して)
- Plan and conduct group activities(事業計画や施設内でのイベント管理に関して)
コース終了後の主な就職先
高齢者介護施設 / 各種医療施設 / 教育施設
オーストラリア Aged Careコースに関して
Aged Careコースでは老人介護に重点を置き勉強していくコースになります。エイジドケアセンターやナーシングホームと呼ばれる、 いわゆる老人ホームで働くためのスキルを身に着けていきます。
コースはCertificate IIIからCertificate IVまで設置されています。Certificate IIIでは高齢者と接する基本的な心構えやスキル、Certificate IVでは管理者として施設全体の統率やスタッフ管理に関しても勉強します。
Certificate III(サーティフィケートⅢ)
コース期間:約19週~25週
コース料金:約$4000~
カリキュラムの一部
- Deliver care services using a palliative approach(介護サービスの提供の仕方)
- Follow WHS safety procedures for direct care work(施設での安全管理)
- Provide support to meet personal care needs(パーソナルケアに関してのサービス提供に関して)
- Provide support to people living with dementia(認知症の方への介護)
- Support older people to maintain their independence(高齢者が独立するためのサポートに関して)
- Provide first aid(応急処置学)
Certificate IV(サーティフィケートIV)
コース期間:約19週~40週
コース料金:約$4000~
カリキュラムの一部
- Support individual health and emotional well being(高齢者の健康管理と心身サポートに関して)
- Work effectively with older people(高齢者との働き方に関して)
- Work effectively with culturally diverse clients and co-workers(職場環境や取引先とのやり取りに関して)
コース終了後の主な就職先
介護施設 老人ホーム
オーストラリア 介護・福祉のボランティアに関して
専門学校へ通う期間、英語力が足りない場合はボランティアとして関連施設でお仕事体験をすることができます。 多くの場合、語学学校が手配を行っていますので、事前に必要な英語や表現を勉強できますので安心です。
日本で介護職や福祉職に従事されている方やオーストラリアの介護・福祉に興味がある方はおすすめです。 ボランティア終了後は介護センターから修了書が発行されるので日本での就職にも生かせます。
ボランティア内容
本を読んだり話相手になってあげる、配膳の手伝い、他雑用。(ボランティアなので、責任あることは任されません)
オーストラリア 介護・福祉コース、ボランティアはこんな方におすすめ
- お年寄りや心身に障害を持たれた方のサポートがしたい方
- 将来、介護福祉士になりたい方
- オーストラリアで就職したい方
- 現在、介護福祉のお仕事をされている方
将来オーストラリアの老人ホームや医療施設などで働いてみたい方にはぴったりのコースです。また現在介護福祉職で働かれている方にもおすすめですし専門学校を修了することにより、現地でお仕事を見つけて就職することも可能です。就職後は永住権にもつながるかもしれません。
オーストラリアの介護・福祉に関してもっとお知りになりたい方はラララオーストラリアにお問い合わせください。