オーストラリア国内の大学の中には、郊外にあり、緑豊かな自然環境で落ち着いて学習できる大学は数多くありますが、ジェームス・クック大学の周辺環境は別格です。タウンズビルキャンパス付近には、世界遺産であるグレート・バリア・リーフが、ケアンズキャンパスの近くには、世界最古の熱帯雨林であるデインツリーがあり、オーストラリアならではの大自然を間近に感じられるユニークな環境です。

この学部は実践的な学びを重視していることから、デインツリー熱帯雨林や、グレート・バリア・リーフにあるオルフェウス島でのフィールドワークや研究が非常に多いです。また、最新鋭の魚群探知ソナーや、高精度の海洋センサー等も活用しています。卒業後に、海洋保護官や、漁業マネージャー、環境マネージャー等の海洋関係の仕事に就きたい人におすすめの大学です。

オーストラリア国内の地方都市（シドニー、メルボルン、ブリスベン以外の都市）にある大学を卒業すると、卒業生ビザを取得する際に1-2年長く滞在することができます(2022年現在)。また、永住権を申請する際に、ビザによっては、地方都市ポイントが加算されることもあるので、有利に働きます。卒業後も、オーストラリアに 住みたいと考えている方にとって、これは非常に魅力的なポイントであることでしょう。

オーストラリア国内にある大学の留学生の割合はそれぞれ20-50%ですが、ジェームスクック大学には10%程度しかいません。更に、その数少ない留学生も、ヨーロッパやアメリカから来ている留学生が多いのが特徴です。それゆえに、英語のネイティブスピーカーに囲まれて勉強することになるので、英語力がメキメキとついていくでしょう。最初は不安に思うかもしれませんが、徐々に慣れていきます。オーストラリア英語も身につき、卒業する頃には大きな自信に変わるはずです。

もしあなたがサステナビリティや環境に興味があるのであれば、TropEcoプログラムをおすすめします。このプログラムを通じて、環境関連のキャンペーンを実施したり、庭園の保護活動をすることが出来ます。他にもオルフェウス島でのリサーチの補助やケアンズのフィッツロイ島にあるカメのリハビリセンターでの仕事など、ジェームスクック大学ならではのボランティア活動ができ、楽しいでしょう。ボランティア活動は、就職活動時に重視されると共に、友達作りのきっかけにもなるので、おすすめです。

ジェームスクック大学の観光学部は世界観光機関であるWTOに、オーストラリア国内で最高峰の観光学部であるという評価を受けています。このコースを通じて、観光地でのマーケティング、サステナブルな観光、クルーズ観光、イベント・スポーツ・会議等のマネジメントについて学ぶことが出来ます。特に、エコツーリズムの授業のレベルの高さは有名です。

ジェームスクック大学の卒業生の78.2%が大学卒業後4ヶ月以内に就職するそうで、これはクイーンズランド州でNo.1です。更に、卒業生の初任給の平均も非常に高給で$63,800となっています。大学のWebサイト内にさまざまな工夫がされています。Big Interviewというページでは模擬面接ができるようになっています。他にもCareer Snapshotsというページでは、PDF文書で、レジュメの書き方、各専攻ごとにおすすめの進路・職種といった情報がきめ細やかにまとめられており、ダウンロードすることができます。

新入生には、同じ専攻の先輩の学生がメンターとしてついてくれます。この先輩学生は、成績も優秀である生徒の中から選ばれており、メンターとしての研修も受けているため、安心です。学校生活で分からないことだけでなく、勉強のコツや、選択科目についてのアドバイスを受けてみるといいでしょう。