オーストラリアの入国審査手順と注意点。スマートゲートとは!?

前置き

 

 

どこの国に行っても通るのが入国審査。よくネットの情報には、あまり愛想の良くない入国検査官に「何の目的で来た?」などの質問をされるので、英語で答えられるようにしましょう。という案内を見かけます。ワーホリや留学で初めての海外、しかも1人で行くとなれば、かなり緊張するものですが、入国審査は国によって雰囲気が大きく異なります。そこで今回は、オーストラリアの入国審査についてまとめたいと思います。

出発~入国までの道のり

 

 

ワーホリや留学どころか、海外に行ったことが無い人のために、出発~入国までにどのようなステップを踏むのかを、簡単にご説明します。

【出発前】

①:搭乗手続きと荷物の預け入れ(大きなスーツケースがある場合)

搭乗手続きには、「搭乗カウンターでの手続き、オンラインチェックイン、空港の自動チェックイン機によるチェックイン」の3パターンあります。搭乗カウンターでのチェックイン手続きはどうしても時間がかかってしまいますので、オンラインでのチェックイン、もしくは自動チェックイン機によるチェックインがおすすめです。
特に短期留学で、預け入れ荷物(スーツケースなど)が無く、機内に持ち込めるサイズ・重量の手荷物だけであれば、搭乗カウンターに並ぶ必要はありません。また、預け入れ荷物があったとしても、自分でチェックイン済みの人は荷物を預けるのみのカウンターもあるので、長時間待つ必要はありません。
また、預け入れ荷物を渡す前に、荷物の重さを確認しましょう。各航空会社で荷物の重さに制限がかかっています。(参考:ジェットスターのエコノミーは20キロまで)1キロ以内のオーバーであれば見逃してくれることも多いですが、それ以上となればそうはいきません。
航空券を購入する段階で事前に重量をプラスしておくのと、搭乗カウンターで追加料金として払うのでは、後者の方が高額です。空港の中に、荷物の重量を計測できる機械が設置されていますので、事前に確認して、もしオーバーしていたら、スーツケースから手荷物のリュックに移動するなどして調整しましょう。
機内に持ち込めないものが手荷物に無いかも同様に確認しましょう。国内線と国際線では持ち込めるものが違いますので、注意が必要です。

②:手荷物検査

手荷物全般を金属探知機に通して、持ち込みが禁止されているものを持っていないかを検査する場所です。ここで機内持ち込み不可の物を持っているとアウトです。例えば、100mlを超える液体物の持ち込みが禁止されています。化粧水や香水あたりが該当する可能性があります。
100円ライター1つ程度であれば、処分になってもダメージは少ないですが、大切な物や高価な物は十分注意が必要です。今さら預け入れ荷物に入れますというわけにもいきませんので、先に進みたければ処分しなければいけません。

③:出国審査

パスポートと搭乗券のチェックをします。ここを通過したら、あとは搭乗ゲートまで行き、搭乗開始の合図を待つのみです。

【機内】

④:出入国カードの記入

機内で座っていると、CAさんから「出入国カード」を渡されます。直行便の場合は日本語のカードですが、格安便でよくあるシンガポールなど経由する場合は、英語表記のカードが手渡されます。
記載する内容はシンプルなことですが、ある程度英語に慣れていない人にとっては、見慣れない単語が多く出てきますので、なにが書いてあるかさっぱりわからない…ということもあるでしょう。機内で書き方の検索は出来ませんので、事前に調べて写真に残しておくとスマートです。
到着してから記入するスペースがありますので、わからない場合も決して適当に書かず、空港のWi-Fiを使って調べてから書きましょう。質問の中には、「結核にかかっていますか?」や「犯罪歴はありますか?」といったものがあり、Yesと回答すれば入国拒否される可能性もあります。

【到着後】

⑤入国審査

ここで本題の入国審査です。日本国内、オーストラリア国内は主要空港でスマートゲート(自動化ゲート)を導入していますので、審査通過は非常にスピーディー。後ほど詳しくご説明します。

⑥預け入れ荷物の受け取り

審査が済んだら預け入れ荷物を受け取りに向かいます。ベルトコンベアーに順次荷物が乗せられますので、自分のがきたらピックアップしましょう。

⑦検疫検査

入国前の最後の関所です。検査官にパスポートと入国カードの提示をします。普通の見た目の日本人であれば、すんなり通してもらえることがほとんどです。ただ、ランダムで荷物チェックを要求される場合があります。ここさえ通過できれば、晴れて入国となります。

オーストラリアの入国審査はとてもスマート

 

 

前述しましたが、オーストラリアの主要空港(シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ケアンズ、ゴールドコースト、アデレード、ダーウィン)では、出入国管理システム「スマートゲート」を導入しています。
スマートゲートとは、入国検査官による有人チェックを不要とした機械による入国審査です。入国検査官の質問に回答する必要も無いこと、そして何より入国審査にかかる時間を大幅に短縮して通過できることがスマートゲート導入の目的であり、大きなメリットです。

スマートゲート通過までの流れ

①:スマートゲートを通過するためのチケットを発券

スマートゲートに到着する前に、スマートゲートを通過するためのチケットを発券する必要があります。パスワードだけあれば発券可能です。(2006年以降に発行されたパスポートであれば問題ありません)
発券する機械にパスポートを置く場所がありますので、そこに顔写真が載っているページを開いて置きます。この機械、日本のパスポート置けば自動的に日本語画面に切り替わる優れものです。英語が不慣れでも問題ありません。
結核があるか?犯罪歴があるか?アフリカなどへの渡航歴があるか?など、大体「いいえ」と回答すれば済むような質問に回答します。タッチパネルなので、画面に直接タッチして使用してください。手続きが完了すると、自分の名前が記載されたチケットが発券されますので、これを受け取って準備OKです。

②:スマートゲート通過

先に進むと、自動ゲートがいくつか並んでいます。自動ゲートの前に立ち、先ほどのチケットを挿入すると、前方を見るよう指示がされます。カメラが作動し、写真が撮られます。パスポートの写真と照合するので、帽子を取り、髪の毛が顔にかからないようにしましょう。
問題なければ挿入したカードが出てきますので、それを受け取り、預け入れ荷物の回収に向かいます。このチケットは最後の検疫検査の検査員に、入国カードと一緒に渡しましょう。
以上で入国審査は完了です。所要時間は10~15分といったところです。

スマートゲートゲートが使えない場合も

スマートゲートの横には、入国審査官がいる有人のゲートも設置されています。ついついそちらに並ぶべきかな?と思うかもしれませんが、その列はスマートゲートが使えない人、もしくはあえて有人ゲートに並んでいるので、以下に該当しない人はスマートゲートに行きましょう。

 

16歳以下

1人では通過できません。保護者同伴であれば通れるようです。

何らかの理由で発券されなかった場合

どのような属性が対象か定かではありませんが、たまにチケットが発券されなかったり、弾かれてしまうケースがあります。その場合は有人ゲートに行きましょう。

 

スマートゲートを利用した入国が認められていない国

オーストラリアのスマートゲート通過は、【オーストラリア、日本、中国、香港、韓国、マカオ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、スイス、アイルランド】の国で発行されたパスポートに利用が認められています。

 

パスポートにスタンプが欲しい人

スマートゲートを使った出入国審査では、パスポートの査証欄にスタンプが押されません。パスポートにスタンプが押されると海外に行った証明にもなり、経験値が上がったような気持にもなるので、スタンプが欲しい気持ちもわかります。時間に余裕があれば有人ゲートに並ぶのも良いかと思います。逆に、スタンプが必要ないことがスマートゲートのメリットのひとつでもあります。出張などで海外に行くことが多い人にとっては、パスポートの査証欄を増やす必要が無いので、その手間が省けることがメリットというわけです。

 

また、到着すぐだとスマートゲートが逆に並んでいて、有人ゲートがガラガラということもあります。すぐにチェックしてもらえれば有人でもほとんど時間はかからないので、そちらに行って手続きしても問題ありません。

ワーホリや留学、観光ビザは提示は?

ここまでくると、ビザの書類一式を印刷して持って来ているが、いつ誰に提示するのか?と疑問が出てくると思います。入国審査(スマートゲート)の先は、預け入れ荷物の回収と検疫を通れば、入国です。
提示するタイミングがあるとすれば、入国審査の時です。つまり、実はビザの提示は基本しません。仮に有人ゲートに行っても、ビザの書類を確認させてと言われるケースは稀です。さらに、有人ゲートも審査官によっては何の質問もしてこないので、無言で通過となることもめずらしくありません。
とは言え、ビザの提示を求められる可能性は0ではありませんので、用意をしておくことがベターです。

日本の空港にもある自動化ゲート

【成田国際空港、羽田空港、中部空港、関西国際空港】では、スマートゲート同様の自動化ゲートが導入されています。
自動化ゲートを利用する前に登録カウンターで以下の要領で利用者登録をする必要があります。簡単な手続きなので、フライト当日の登録も問題なく可能です。
1.申請書に必要事項の記入。
2.申請書とパスポートを登録所の担当者に提出。
3.専用の機会に両手人差し指の指紋登録。
4.担当者から登録済みのスタンプが押されたパスポートを受け取る。

1度登録すれば、パスポートの有効期限が切れるまで利用できます。日本-オーストラリア間の移動は空港でのストレスが非常に少ないと言えます。オーストラリアのワーホリや留学を皮切りに、いろいろな国に行きたいと思う人も多くいると思いますが、これが一般的なシステムと思わないようにしてください。

乗り継ぎがある場合も入国審査あり

直行便よりも、どこかの国で乗り継ぎした方が航空券が安いことはよくあります。乗り継ぎする場合は、乗り継ぎの国でも入国審査が必要です。空港の外に出るわけではなくても必要ですので覚えておきましょう。

スマートゲートが導入されている空港はまだまだレア

世界的にも有名なイギリス・ロンドンにある「ヒースロー空港」でさえ、入国審査はすべて入国審査官による有人作業です。これは本当に時間がかかるもので、短くても30分は待ちます。飛行機が到着して、ビジネスクラスの人から降りて、エコノミークラスが扉前方から徐々に降りて、自分が降りる頃には長蛇の列。
同じようなタイミングにほかの飛行機も到着していれば2時間待ちと言うこともあり得ます。到着時刻=入国時刻にはなりません。スマートゲートを経験すると、ほかの空港に行くのが億劫になってしまうかもしれません。
スマートゲートが導入されていない空港に、特に乗り継ぎで行く場合は、入国審査だけで相当な時間を要する可能性がありますので、音楽なり携帯ゲームなり、並びながら暇つぶしができるなにかを用意することをおすすめします。

オーストラリアの検疫検査

 

 

オーストラリアは入国に際し、持ち込めない物が多く規定が厳しいです。自分用の持ち物だけでなく、お土産でなにか検討している人は、持ち込みできる物かどうかを事前に調べましょう。ちなみに、よくあるのが「タバコ」。オーストラリアでは売られている銘柄が違う上に、非常に高価なので、持って行く人が多いです。
タバコは50本までなら申請無しで持ち込み可能。50本以上は超過分の関税がかかりますので、入国カードに申請の上、関税の支払いが必要です。手荷物検査をされない限り、バレることはありませんが。
中には入国カードに記入しても、持ち込み不可の物がいくつかありますので確認必須です。持ち込み不可の物は見つかり次第廃棄、もしくは日本へ郵送の対応を求められます。

まとめ

 

 

いかがでしたか。非常に便利なスマートゲートが導入されているオーストラリアに、ワーホリや留学に行った際、入国までのスムーズさにびっくりすると思います。初めての海外で、英語も不安な人にも難しいとこはありませんので、安心して入国可能です。