最終更新

オーストラリアの治安|治安ランキング・最新の犯罪統計・都市別の注意エリアと対策【2026年】

Q. オーストラリアの治安は良い?悪い?

世界の治安・平和度ランキング(世界平和度指数2025)でオーストラリアは163か国中18位。日本(12位)に近い、世界的に見て治安の良い国です。殺人は2025年に435人と、ここ数年横ばいです。

ただし、スリ・置き引き・車上荒らしなどの身近な犯罪は日本よりずっと多く、外務省は州によって罪種ごとに日本の数倍〜数十倍と注意を呼びかけています。「重大事件は少ないが、軽犯罪には油断しない」が実態です。

治安ランキング18位163か国中(2025年)
殺人435人2025年・全国
性犯罪144件10万人あたり・前年より減
緊急通報000警察・救急・消防
高層ビルの間を歩く人々(シドニー中心部)
シドニー中心部は昼夜ともに人が多く、スリや置き引きに注意が必要です

オーストラリアの治安ランキング|世界で18位

国ごとの治安・平和度を比べる「世界平和度指数(Global Peace Index)2025」で、オーストラリアは163か国中18位でした。留学先として人気の国と比べると、次のとおりです。

3ニュージーランド
12日本
15カナダ
18オーストラリア
128アメリカ

※世界平和度指数2025(Institute for Economics & Peace)。犯罪だけでなく、紛争・軍事なども含めた総合指標です。

アメリカ(128位)と比べると大きな差があり、英語圏の留学先の中ではニュージーランド・カナダと並んで治安の良いグループに入ります。銃の所持が厳しく制限されていることも、凶悪事件が少ない理由の一つとされています。

オーストラリアの治安は悪化している?最新の犯罪統計

オーストラリア統計局(ABS)の「Recorded Crime – Victims」によると、2025年は多くの罪種で前年より被害者が減りました。増えたのは車の盗難です。

罪種2024年→2025年増減
殺人448人→435人−3%
性犯罪147件→144件減少
強盗11,496人→10,591人−8%
車の盗難65,603人→66,625人+2%
その他の窃盗595,660人→581,209人−2%

※性犯罪は人口10万人あたりの件数。そのほかは被害者数(ABS Recorded Crime – Victims, 2025)。2024年の数字は2025年の数字と増減から計算。

一方で、オーストラリア政府は2024年8月にテロの警戒レベルを5段階の上から3番目「蓋然性がある(PROBABLE)」に引き上げています(外務省)。大きなイベントや人が集まる場所では、周囲に気を配るようにしましょう。

日本と比べたオーストラリアの治安

外務省の海外安全情報では、クイーンズランド州(ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズ)の2024年の犯罪を、日本と比べて何倍かで示しています。

殺人1.26倍
性犯罪26倍
暴行・傷害31.4倍
強盗54.5倍

※外務省「安全対策基礎データ(オーストラリア)」。人口あたりの発生率を日本と比べた倍率。

殺人は日本とほぼ同じ水準ですが、強盗・暴行・性犯罪は日本よりはるかに多く発生しています。ほかの州についても外務省は、ニューサウスウェールズ州で一部の罪種が20倍以上、ビクトリア州で多くの罪種が10倍以上としています。「日本と同じ感覚」で過ごさないことが、いちばんの防犯です。

都市別の治安と注意したいエリア

メルボルンの街を走るトラム
メルボルンでは、トラムの車内やカフェでの盗難に注意が呼びかけられています

犯罪統計は州ごとに集計されるため、都市が属する州の数字を載せています(ABS・2025年)。全国の性犯罪は10万人あたり144件です。

シドニー統計はNSW州(2025年)
性犯罪193.810万人あたり殺人158人強盗2,012人

外務省は、シティ(CBD)、キングスクロス、セントラル駅周辺、ロックス・オペラハウス・ダーリングハーバーなどの観光地での被害に注意を呼びかけています。夜のキングスクロス周辺は一人で歩かないようにしましょう。

シドニー留学ガイド →

メルボルン統計はVIC州(2025年)
性犯罪9510万人あたり殺人92人強盗3,300人

性犯罪の率は主要州で低い水準。一方で外務省は、トラム車内や、レストラン・カフェでの鞄の盗難が多いと注意を呼びかけています。

メルボルン留学ガイド →

ブリスベン統計はQLD州(2025年)
性犯罪161.810万人あたり殺人90人強盗2,606人

繁華街のフォーティテュード・バレー(Fortitude Valley)は、週末の夜に酔客とのトラブルが起きやすいエリアです。

ブリスベン留学ガイド →

ゴールドコースト統計はQLD州(2025年)
性犯罪161.810万人あたり殺人90人強盗2,606人

サーファーズパラダイスの繁華街は夜遅くまで人が多く、置き引きや酔客とのトラブルに注意が必要です。ビーチでの荷物の放置も避けましょう。

ゴールドコースト留学ガイド →

ケアンズ統計はQLD州(2025年)
性犯罪161.810万人あたり殺人90人強盗2,606人

観光客が多い町で、バックパッカー向けの宿やシェアハウスでの盗難に注意。貴重品は鍵のかかる場所に保管しましょう。

ケアンズ留学ガイド →

パース統計はWA州(2025年)
性犯罪11910万人あたり殺人42人強盗1,324人

性犯罪・殺人ともに主要州の中では低めの水準。週末の夜の繁華街(ノースブリッジ)では、酔客とのトラブルに気をつけましょう。

パース留学ガイド →

アデレード統計はSA州(2025年)
性犯罪10710万人あたり殺人30人強盗461人

殺人・強盗の件数が少ない落ち着いた都市。外務省は、ヒンドリー・ストリート(Hindley St.)周辺の週末の夜に注意を呼びかけています。

アデレード留学ガイド →

キャンベラ統計はACT(2025年)
性犯罪8810万人あたり殺人—人強盗202人

性犯罪の率は全国で最も低い水準。ただし外務省は、罪種によっては日本の約2倍から50倍近く発生していると注意を呼びかけています。

水面に映る夜の街のスカイライン
どの都市でも、週末の夜の繁華街は酔客とのトラブルが起きやすい時間帯です

日本人に多い被害と対策

屋外カフェのテーブルに置かれたバッグ
カフェのテーブルや椅子に置いたバッグは、置き引きの標的になりやすい
1置き引き・スリカフェ・レストラン・トラムで多い。荷物は体から離さない
2ひったくり歩きながらのスマホ操作、車道側のバッグに注意
3車上荒らしビーチやガソリンスタンドで車を離れるときは荷物を残さない
4宿での盗難バックパッカー宿・シェアハウスでは貴重品を施錠保管
5夜の路上強盗人通りの少ない道・夜の一人歩きは避ける
6詐欺メール・SMS銀行や配送業者を装うリンクは開かない
7賃貸・求人の詐欺内見前の送金やSNSの高額求人には応じない
8飲酒の場の被害飲み物から目を離さない・知らない人の誘いに注意

いずれも外務省がオーストラリアで日本人が遭いやすい被害として挙げているものです。住まい探しでは、内見をせずにお金を振り込む「賃貸契約詐欺」が増えているので、契約前に必ず物件と貸主を確認しましょう。

大麻・お酒など気をつけたい法律

大麻首都特別地域(ACT)では2020年から少量の所持が認められていますが、連邦法では違法です。さらに日本の法律は国外での所持なども罰する規定があるため、オーストラリアでも絶対に手を出さないでください。西オーストラリア州では30グラム以上の所持で最高2年の懲役または2,000豪ドルの罰金です。
違法薬物コカインや覚せい剤などは若者を中心に広がっており、所持・使用・譲渡は重い刑罰の対象です。薬物の影響下での運転も全土で取り締まられています。
お酒飲酒・お酒の購入は18歳から。公共の場での飲酒を禁止している地域も多いので、公園やビーチで飲む前に表示を確認しましょう。

海・日差しなど自然の危険

赤と黄色の遊泳旗が立つオーストラリアのビーチ
赤と黄色の旗の間は、ライフセーバーが見守る遊泳エリアです

オーストラリアでは、犯罪だけでなく自然の中での事故にも注意が必要です。ビーチでは赤と黄色の旗の間だけで泳ぐのが基本で、旗の外は離岸流などで危険な場合があります。日差しも非常に強いので、日焼け止め・帽子・サングラスを習慣にしましょう。

緊急時の連絡先

000警察・救急・消防(全国共通)
131 444警察への一般相談(緊急でない被害の届け出など)

パスポートの紛失やトラブルは、在オーストラリア日本国大使館(キャンベラ 02-6273-3244)や在シドニー日本国総領事館(02-9250-1000)などに相談できます。

安全に留学するためのチェックリスト

  • 3ヶ月以上の滞在は在留届、3ヶ月未満は「たびレジ」に登録する
  • 十分な補償のある海外留学保険に入る
  • 住まいは家賃だけでなく、周辺の治安と夜の帰り道で選ぶ
  • カフェや電車では、バッグを椅子や床に置かない
  • 車を離れるときは、車内に何も残さない
  • 夜遅い帰宅は、配車アプリか友人と一緒に
  • 家族と学校の緊急連絡先を、スマホ以外にもメモしておく
  • 困ったら学校のスタッフや、ラララのカウンセラーにすぐ相談する

よくある質問

オーストラリアの治安ランキングは何位ですか?

世界平和度指数2025で163か国中18位です。日本は12位、カナダは15位、ニュージーランドは3位、アメリカは128位でした。

オーストラリアの治安は悪化していますか?

ABSの2025年の統計では、殺人(−3%)、強盗(−8%)、性犯罪(10万人あたり147件→144件)など多くの罪種で前年より減っています。増えたのは車の盗難(+2%)です。

いちばん治安の良い都市はどこですか?

州の統計で見ると、キャンベラ(ACT)は性犯罪の率が全国で最も低く、アデレード(南オーストラリア州)やパース(西オーストラリア州)も殺人・強盗の件数が少ない水準です。留学生に人気の都市はどこも、繁華街の夜と置き引きに気をつければ安心して生活できます。

性犯罪は多いですか?

全国で10万人あたり144件(2025年)と、日本よりはるかに多い水準です。州ではノーザンテリトリー(202件)やニューサウスウェールズ州(193.8件)が高く、ビクトリア州(95件)やACT(88件)は低めです。飲酒の場や夜の一人歩きには特に注意しましょう。

日本人が大麻を使うとどうなりますか?

オーストラリアの一部の地域で認められていても連邦法では違法です。さらに日本の法律は国外での所持などを罰する規定があり、帰国後に罪に問われる可能性があります。絶対に手を出さないでください。

まとめ

オーストラリアは世界で18位の治安の良い国で、重大な事件は日本とそれほど変わらない水準です。一方で、置き引き・ひったくり・車上荒らしなどの身近な犯罪は日本よりずっと多く発生しています。

  1. 都市選びでは、州ごとの統計と注意エリアを確認する
  2. カフェ・トラム・ビーチでは、荷物から目を離さない
  3. 大麻や違法薬物には、どこであっても関わらない

ラララでは、都市や学校選びの段階から、治安を含めて無料でご相談いただけます。費用の内訳もすべて開示しますので、他社のお見積りとの比較相談も歓迎です。無料カウンセリングを予約する

POPULAR SCHOOLS

ラララの人気校(シドニー)

2025年10月〜2026年9月にLALALA Plusでお申し込みの多かった語学学校です(キャンセルを除く件数順)。学費は一般英語フルタイムの週あたりの最安(学校公式の料金)。