
世界遺産グレート・バリア・リーフの美しい海、エアーズロックの壮大な景観、コアラやカンガルーといった愛らしい動物たちなど、オーストラリアには訪れるべき場所がたくさんあります。今回は、初めてオーストラリアを訪れる方にもおすすめの、定番から穴場まで魅力的な観光地をご紹介します。
1.オーストラリア観光地おすすめ10選

オーストラリアのおすすめの観光地を、10か所ご紹介します。
シドニー
オペラハウス
オペラハウスは、2007年に世界文化遺産に登録された、世界で最も有名な建築物の一つです。ヨットの帆のようなデザインは、一度は目にしたことがあるでしょう。シドニー湾に浮かぶように建っており、夜には美しくライトアップされます。
建物の中に入ることもでき、建物の歴史や、コンサートホール、劇場などの内部を見学可能です。実際に公演を鑑賞するのもおすすめ。
ハーバーブリッジ
オペラハウスの付近にある巨大なアーチ型橋で、シドニーのシンボル的存在です。1932年に完成し、シドニー湾やオペラハウスを一望できるスポットとして人気を博しています。橋の頂上まで登ることができ、地上134mの高さから絶景を楽しめます。
夜景はもちろん、朝、日中、夕方とそれぞれ異なる景色を味わうのもおすすめです。ハーバーブリッジから見るオペラハウスは、オーストラリア旅行に欠かせません。
ウルル(エアーズロック)
神秘的なパワースポットとなっている大きな岩。周囲9.4kmの一枚岩で、アボリジニの聖地です。先住民の言葉ではウルルと呼ばれており、早朝や夕暮れ時には岩肌が赤く染まり非常に美しくなります。
かつては登ることができましたが、先住民の気持ちを尊重して2019年からは登山禁止となっています。とはいえ、岩のふもとにある先住民の岩絵や、ラクダに乗って鑑賞するツアーなどを楽しめます。
グレートバリアリーフ
全長約2300kmに及ぶ、世界最大のサンゴ礁です。ダイビングやシュノーケリングの聖地であり、美しいサンゴを楽しめます。その様子は宇宙からも見られるといわれており、ヘリコプターからの遊覧ツアーも人気です。
バンドウイルカなど絶滅危惧種を含む多くの海洋生物が暮らしています。世界遺産として登録されており、近くのエリアには無人島やビーチも多く観光にぴったりのスポットでしょう。
グレートオーシャンロード
メルボルンにある、世界で最も美しい海岸道路です。第一次世界大戦の帰還兵を雇用するため、そして戦没者慰霊のために作られました。全長約243kmと非常に長く、エメラルドグリーンの海や白い砂浜、ユーカリの森などを見られます。
大きな石灰岩の柱は12使途と呼ばれており、現在は8つほど残っています。ほかにも、「ロック・アード・ゴージ」や「ロンドン・ブリッジ」といった岩も見どころです。ドライブの途中では、コアラやカンガルーを見られることも。
ケアンズと熱帯雨林(デイントリー国立公園)
デイントリー熱帯雨林は、1億8千万年前から変わらない姿であるといわれている雄大な森です。原生林が広がり、ここでしか見られない珍しい動植物が数多く生息しています。恐竜時代から存在する植物の仲間などがあり、歩いているだけでも多くの発見があるスポットです。
おすすめは、熱帯雨林の中を流れる川をボートで探検するツアー。また、スカイレールに乗って空中散歩を楽しむこともできます。ケアンズの街中に宿を取り、日帰りのツアーで満喫できます。
カンガルーアイランド
本土からフェリーで訪れる離島で、「オーストラリアのガラパゴス」と呼ばれています。カンガルーやコアラといった動物のほか、アシカやペンギンなどもいます。オーストラリア固有の種族も多く、珍しい動物を観たい方にピッタリです。
数百万年をかけて風と波により作られた奇岩群「リマーカブル・ロックス」や、天然のアーチ状の岩場「アドミラルズ・アーチ」など、珍しい景色もあります。野生動物や環境を守るための取り組みが積極的に行われており、エコや環境に関心を持てるスポットです。
ブルーマウンテンズ
シドニーから車で2時間の場所にある、世界遺産の山脈です。ユーカリの木から放出される油分が霧状になり、太陽の光に反射して全体的に青く見えます。「スリー・シスターズ」と呼ばれる3つの岩は、アボリジニの伝説に登場する3姉妹の姿に言われています。
世界一の急勾配である「シーニック・レイルウェイ」という観光列車は、熱帯雨林の中を下ります。「シーニック・スカイウェイ」はガラス張りの床のゴンドラに乗れ、アクティビティも豊富です。
メルボルンとフィリップ島
メルボルンは、世界で最も住みやすい都市ランキングに何度も上位入賞しています。カフェ文化があり、コーヒーが好きな方におすすめです。
フィリップ島は、メルボルンから訪れるのにおすすめのスポット。日没後にはペンギンパレードと呼ばれる、ペンギンの集団の移動が見られます。野生のコアラやカンガルーなど、その他の動物にも会える場所です。
タスマニア州
タスマニアは、オーストラリアの南にある島です。世界で最も美しい空気を持つ島といわれており、原生林や動物などを見ることができます。ハイキングやトレッキングなどのアクティビティがあり、クレイドル・マウンテンは絶景です。
また、かつては流刑地として使われていたポート・アーサーの遺跡では、歴時を学べます。新鮮なシーフードやオーガニックの農産物、高品質なワインやウイスキーなどグルメを楽しむのにもうってつけの場所です。
カカドゥ国立公園
オーストラリアの北部にあり、アボリジニによる岩絵がたくさんあります。特に、ウビルとノーランジーの岩絵はアボリジニの歴史や生活を知ることができておすすめです。多くの野鳥が生息しており、ボートツアーでは野生のワニを観察できます。
乾季には、滝壺で水遊びを楽しんだり、トレッキングをしたりといったことも可能です。雄大な大地を眺めるだけでも、オーストラリアの大きさを感じられます。
2.地域別で楽しむオーストラリア観光

東海岸エリアの見どころ
東海岸エリアでは、ゴールドコーストとサンシャインコーストが見どころです。ゴールドコーストの中心地はサーファーズパラダイスで、ビーチ沿いに高層ビルがあります。ショッピングやグルメなど観光に必要なものが勢ぞろいするエリアです。また、映画の世界を楽しめるムービーワールドや、海の動物が見られるシーワールドもおすすめ。
サンシャインコーストは、ヌーサというリゾートエリアがおすすめ。波の穏やかなビーチや、自然保護区となっている国立公園などがあります。オーストラリア動物園や、毎週開かれるユームンディ・マーケット開かれるなどもぜひ訪れてみてください。
西オーストラリアの大自然
西オーストラリアでは、パースがおすすめです。キングス・パーク&ボタニック・ガーデンは、非常に広い公園で、パースの街やスワン川を見ることができます。ロットネスト島はフェリーで片道30分の場所にあり、世界一幸せな動物と言われるクオッカを見ることができます。
パース以外には、ニンガルーリーフも見逃せません。世界遺産にも登録されているサンゴ礁で、3月から7月にはジンベエザメが集まり、一緒に泳ぐことができます。また、マンタと泳ぐツアーもあり、シュノーケリングやダイビングにぴったりです。
ノーザンテリトリーの冒険体験
ノーザンテリトリー最大の見どころは、ウルルです。サンセット/サンライズ鑑賞が特におすすめで、赤く染まる岩は非常に美しいです。星空観測も人気で、満天の星をじっくり眺められます。また、キングス・キャニオンでは渓谷を歩くリムウォークを楽しめます。
カカドゥ国立公園では、野生のクロコダイルを観測できます。リッチフィールド国立公園やニトミルク国立公園には滝があり、乾季であれば泳いでリフレッシュも。
3.オーストラリア旅行を楽しむためには

オーストラリア旅行を楽しむためのポイントを解説します。
旅行の計画を立てよう
まずは旅の目的を決めましょう。ビーチなどの自然を楽しんだり、グルメを巡ったりと好みは人それぞれです。目的を達成するためには、どの時期がよいか、どのくらいの期間が必要かもリサーチしてみてください。
次に、周りにオーストラリア旅行をしたことがある人がいないか聞いてみましょう。経験者に聞くことで、よりたくさんの情報を集められます。同時に、予算を決めてホテルも取りましょう。日程表やフライト情報などは、アプリで管理すると便利です。
リーズナブルに旅行をするには?
12月から2月は夏季にあたり航空券代が高くなるので、可能であればこの時期を避けましょう。また、なるべく早めに予約することで運賃を抑えられます。ホテルは直前に取るとセール価格になっていることがあります。また、ホステルであれば10~30AUD(オーストラリアドル)で泊まることも可能です。
現地では、トラムなどの公共交通機関を利用してください。外食は日本より高いので、贅沢をするときとそうでないときのメリハリを作るとよいでしょう。また、特定のサイトやアプリで情報発信することで割引を受けられることがあります。ネットを使う際は、無料Wi-Fiを使うと節約になります。
初めての旅行で気をつけたいこと
オーストラリアに行く前に、ビザを申請しましょう。通常の旅行であれば、3か月まで滞在できるETAで問題ありません。ETAに必要なものは申請のステップ、取得までにかかる期間などについては「オーストラリア観光ビザETAS(イータス)申請の方法完全ガイド」をご確認ください。
4.オーストラリア観光をさらに楽しくするために
海外旅行では、少しでも英語を話せると、現地の人とコミュニケーションを取りやすくなります。旅先でのちょっとした会話を楽しめます。道に迷ったり、困ったことがあったりした時も、スムーズに対応できるようになるでしょう。英語でのコミュニケーションは、旅をより豊かなものにし、忘れられない思い出を作る助けになります。
英語を話すには、留学が一番です。LALALAでは無料でカウンセリングを行っています。留学の目的や期間、予算に合わせて一人ひとりにぴったりのプランをご提案しています。留学先の授業料が割引になる制度もあるので、ぜひご利用ください。
5.まとめ
広大なオーストラリアには、都市の洗練と手つかずの雄大な自然が共存しています。世界遺産のオペラハウスやグレート・バリア・リーフ、そして神秘的なウルルなど、スケールの大きな絶景が盛りだくさんです。また、コアラやカンガルーといった愛らしい動物たちと触れ合えるのも、オーストラリアならでは。この記事を参考に、自分だけの特別なオーストラリア旅行を計画してみてください。