【ILSCシドニー体験談】ラーメン屋のオープニングスタッフとして勤務してます

Point

名前:塩泡わかなさん
学校名:ILSCシドニー
受講コース:一般英語
通学週数:12週間
ビザの種類:ワーキングホリデービザ

両親が洋楽を聞いていたことから海外へ憧れるようになりました


小さい頃から、海外での生活に強く憧れを抱いていました。この憧れの背景には、両親の影響が大きかったです。両親はよく洋画や洋楽を聞いており、その影響で自然と英語に触れる機会が多かったです。そんな環境で育ったことから、海外への興味は日に日に膨らんでいきました。

 

高校を卒業後、ホテルで働き始めました。しかし、仕事は精神的にも体力的にも厳しいものでした。「心機一転、新しい環境で自分を試す時だ」と感じ、海外へ行く決意を固めました。ホテルでの仕事では、コロナの影響で当初は英語を使うことが少なかったものの、後には接客で英語を使うようになりました。接客マニュアルに沿って話すことはできたものの、本当に自分の言葉で自由に話せるようになりたいという思いが強くなり、これが留学を決める大きなきっかけの一つとなりました。

雪国で育ったため温暖なオーストラリアを選びました


留学先としてシドニーを選んだ理由はいくつかあります。まず、私が生まれ育った場所は雪国でした。そのため、まったく異なる気候の場所、すなわち温暖な地域での生活を経験してみたいという思いがありました。シドニーはその条件を満たしていました。

 

さらに、シドニーは給料が良いという点も魅力的でした。加えて、日本との時差がほとんどないため、日本にいる両親と容易に連絡を取り合うことができるという点も、大きな決め手の一つとなりました。

クラスメイトとのディスカッションでは日本についてあまり知らないことに気づかされました


留学を始めた当初、私の目的の一つは自分の考え方や価値観を広げることでした。この目標は、さまざまな国籍の人々との交流を通じて達成されました。特に印象深かったのは、語学学校でのディスカッションのクラスです。政治や宗教といった難しいトピックについて、他の国の人たちは自国のことをよく知っており、活発に議論を交わしていました。

 

これに触れ、私は自分自身が日本についてあまり知らないことに気づき、もっと自国のことを学ぶ必要があると感じました。また、トルコ人のクラスメイトがいたことも大きな学びでした。彼らの国の現状や徴兵の事情など、国際的な視野を広げることができたのです。

 

この留学経験は、私の自信にも大きく影響しました。最初は英語を話すことに自信がなく、間違えることを恐れて発言できないことが多かったのです。しかし、徐々に「分からなくても積極的に話す」姿勢を持つようになり、間違っても大丈夫だと思えるようになりました。この変化は、私にとって大きな成長であり、留学の中で最も価値のある変化の一つです。

シドニーは人が多いため家探しも仕事探しも簡単ではありませんでした

留学中は多くの苦労がありました。その中でも特に困難だったのは、限られた英語力でのコミュニケーションです。自分の思いや意見を十分に伝えることができないフラストレーションは大きかったです。また、シドニーでの家探しや職探しも容易ではありませんでした。シドニーは人口が多く、住居や職場が常に需要と供給のバランスを取っているため、私にとっては大きな挑戦でした。しかし、これらの経験は、留学生活を豊かで価値あるものにするために不可欠な要素であったと今では思います。

ILSCは選択授業がバラエティ豊かで楽しかったです


ILSCシドニーでの授業は、本当に充実していました。月曜日から水曜日は、英文法や単語などの基礎学習に重点を置いたクラスでした。そして木曜日と金曜日は、映画などの選択授業を受けることができ、多彩な選択肢があり楽しむことができました。

 

特に印象深かったのは、シドニーの街中を観光する授業でした。マンリービーチ、美術館、博物館などの主要な観光地を授業の一環として巡ることができ、非常に楽しい経験となりました。一方で、ディスカッションの授業は難易度が高く、毎週変わるトピックについて生徒同士でグループワークを行う自主性が求められるスタイルでした。この授業は非常に充実しており、4週間受けただけでも大きな学びがあり、満足感が高かったですが、同時に少し疲れることもありました。

 

学校の施設については、非常にきれいで整っていました。私はあまり利用しませんでしたがカフェもありました。また、立地が良く、休み時間には近くのスーパーに食事を買いに行くことができたのも便利でした。

 

ワークショップには参加しませんでした。有料のものもありましたが、私が興味を持つアクティビティは特になかったです。また、アクティビティは午後から開催されることが多く、私が午後の授業を取っていたため、参加する機会は限られました。しかし、授業自体がアクティビティのような体験ができたため、特に問題はありませんでした。

英語力は入学時から3つレベルを上げることができました


留学を始めた当初と比較して、卒業時には大きな進歩がありました。言いたいことや伝えたいことをしっかりと表現できるようになりました。私の英語レベルは、留学中にB4から3つ上のレベルに上がりました。これはタームごとに着実にスキルが向上した結果であり、自分自身の成長を実感できるものでした。

講師はもちろん人によるが概して好印象でした

ILSCシドニーのスタッフ、特に教師たちは概して良い印象を持ちました。月曜から水曜のコアクラスを担当してくれた先生は特に優しく、授業も分かりやすかったです。一方で、2か月目の先生は若く、スペイン語を話せることから生徒と一緒にスペイン語を話すこともありました。授業後には分からないことを質問することもでき、サポートは充実していたと感じます。

クラスメイトはヨーロッパ系が少なかった印象です


クラスメイトに関しては、ヨーロッパ系の生徒が少ない印象でした。朝のクラスが日本人生徒で占められることが多いと聞いていたため、午後のクラスを選んで正解だったと思います。クラスには30代以上の方もいましたが、同年代の生徒が多かったです。クラスメイトの中で、お金を稼ぐことを留学目的としている生徒がほとんどで、勉強目的の生徒は日本や韓国などアジアの国々から来ていました。特に韓国人の友達とは、留学後も連絡を取り合っており、文化が似ている人と話しやすいと感じています。

シドニーは物価は高いですが、治安は良く住みやすいです


シドニーでの生活は、いくつかの面で特徴的でした。まず、生活費が高いことが挙げられます。特に、食費を抑えることが重要だったため、スーパーで割引されている商品を積極的に購入していました。交通費は普通でしたが、電車の運行は特に週末にかなり不便でした。臨時の無料バスは出ていましたが、それでも移動は難しい時がありました。

 

私が住んでいる家は、シティから電車で30~40分の場所にあり、週に230ドルでプライベートルーム(共用バスルーム)を利用して、3人で住んでいました。

 

気候はとても良く、住みやすい環境でした。治安も良好で、私は特に被害に遭うことはありませんでした。また、日本食レストランやアジアンスーパーが多く、日本食が恋しくなることもなく、快適に過ごすことができました。

ホームステイは門限はありましたが、その分コミュニケーションを取れました


ホームステイの経験は全体的に良かったです。ホストファーザーは高齢で、そのため門限は夜10時でした。しかし、それにより一緒に食事をする機会が多く、コミュニケーションを取ることができました。ホストファミリーの料理も美味しく、家庭的な雰囲気の中で英語力を伸ばすことができ、留学生活を充実させる一因となりました。

シドニーのラーメン屋で働いていますが好待遇です


シドニーでの仕事体験は、非常に価値のあるものでした。私はTown Hall近くの小さなラーメン屋で働いています。応募したタイミングが良かったのか、たまたまテレビで特集されていたこともあり、オープニングスタッフとして雇われることになりました。このラーメン屋のオーナーは香港人で、奥様は日本人です。そのため、日本語でコミュニケーションを取ることができました。 オーナーは20年前にシドニーに日本食を初めて持ち込んだパイオニアであり、彼らから学ぶことも多かったです。

 

給料の面でも良く、日本でいう年金などのサポートもしてもらい、非常に助かりました。また、まかないが豚骨ベースのスープでとてもおいしく、現地の一風堂など他のラーメン店にも足を運んでみましたが、ここのラーメンが一番美味しかったです。 仕事の中で、QRコードを使った注文システムは使いやすかったですが、英語での接客は毎日大変でした。特に、アクセントが国によって異なるため、聞き取りには苦労しました。しかし、これが私にとってはさらなる英語学習のモチベーションにもなっていました。この経験は、留学生活の中で非常に重要な一部となりました。

引き続き英語を使って生きていきたいと思います


現段階では、私の具体的な進路はまだ決まっていません。留学に来る前は、自分探しの一環として、これからやりたいことを見つけることも目的の一つでしたが、まだ明確な道は見つかっていない状態です。ただ、英語を使っていくという強い思いはありますので、滞在を延ばすか、別の国で引き続き海外生活をすることを検討しています。

留学検討中の方へのアドバイス

留学は絶対に良い経験になると感じています。中学レベルの英語の知識があれば、最初はそこまで困らないと思います。また、人脈が重要な社会なので、コミュニティを作ることが大切です。語学学校では英語環境を求めて日本人との関わりを避けていましたが、今となっては少し後悔しています。日本人ばかりと関わるのはよくないとは思いますが、日本人同士で助け合えることもあり、安心感があると思います。

ラララオーストラリアの評価

ラララオーストラリアに関しては、正直なところ改善点は思いつきません。とても助けになりました。語学学校には、有料エージェントを利用して渡航した日本人の学生もいましたが、支払った金額とサービスが見合っていないと言っていました。対して、ラララオーストラリアは対応が迅速で、非常に安心できるサービスでした。