名前:杦山良子様
学校名:Lexis ヌーサ校
受講コース:一般英語
通学週数:44週間
ビザの種類:学生ビザ
英語も使える教育者になるために留学
日本で教師だったことが留学のきっかけです。自分が教える科学を、英語でも伝えられるようになりたいと強く思うようになりました。実は、学生時代、私は英語が非常に苦手で、ほとんどの時間赤点に苦しんでいました。大学受験の際も、英語を避けるために数学や理科だけで入学できる大学を選んだほどです。
しかし、大学で科学の論文を読む中で、英語が苦手であっても理解できることに気づきました。科学や数学の世界では、言語の壁を超える何かがあると感じたんです。科学の素晴らしさを英語で表現できないことへのコンプレックスを感じつつ、理科の教師になった時、最終的には英語も使いこなせる教育者になりたいという目標を持ちました。その目標を叶えるために、留学を決意ました。
サーフィンをするためにオーストラリア留学へ
オーストラリアを留学先に選んだ理由は、実は私の個人的な好みからきています。京都出身の私は、冬の寒さが苦手で、いつも温暖な南の国に憧れていました。海が近い生活に特に強い憧れを持ち、大学時代にはサーフィンを楽しむために四国まで足を運んでいました。そんな私にとって、サーフィンができるビーチがあるオーストラリアは理想的な留学先でした。
留学初期は、毎日のように学校とサーフィンを楽しんでいましたが、年末ごろから勉強が忙しくなり、ビーチへ行く機会が減ってきました。特に、アドバンスクラスに進級してからは、授業のレベルが大きく上がり、授業の内容についていくのが大変になりました。授業外での予習復習が、授業の充実度を左右するようになり、非常に忙しい日々を過ごすようになりました。それでも、サーフィンと勉強の両立を目指し、留学生活を充実させています。
アドバンスクラスは一気にレベルが上がります
アドバンスクラスへの進級は、私にとって大きな挑戦でした。アッパークラスまでは、レベルの変化をそれほど感じませんでしたが、アドバンスになると一気に難易度が上がりました。特に、クラスメイトがケンブリッジ試験の準備をしているような高いレベルの人たちで、授業内容についていくのが非常に大変でした。
テキストをじっくり読めば理解できるのに、授業のスピードについていくのは大変でした。授業内での理解は、自宅での予習復習の量に大きく左右されるようになり、勉強にかける時間が格段に増えました。最後の2ヶ月間は、図書館で教科書を繰り返し読み、わからない単語を調べるなど、自分の理解を深めるために多くの時間を費やしました。この期間は、特に英語力が飛躍的に向上したと感じています。会話が追いつかない状況もありましたが、それがまた新たな学びの機会となりました。
ヌーサは5月から7月あたりは仕事探しが大変です
留学中、特に苦労したのはバイト探しと家探しでした。ヌーサへ到着した当初、特にバイト探しは困難を極めました。私が到着した5月からの数ヶ月間は、地域的に仕事が非常に少ない時期で、経験豊富な留学生でもなかなか仕事が見つからない状況でした。現地の就労状況を知らずにバイトを探し始めたため、思ったよりも時間がかかり、大変な苦労をしました。
幸いにも、始めの4ヶ月でバイトを見つけることができ、それ以降は継続して働いています。しかし、この経験から学んだのは、留学先の地域や時期によって仕事の状況が大きく異なるということです。また、住まい探しも同様に、理想的な場所を見つけるまでに時間と労力が必要でした。これらの経験は、留学生活の一部として貴重なものとなりました。
ディッシュウォッシャーとクリーニングの仕事をしています
現在、私はディッシュウォッシャーとクリーニングの仕事をしています。当初はウェイトレスのような仕事を探すことも考えましたが、最終的には手間を考えて、同じ場所で続けることにしました。この仕事を始めてしばらく経ち、少しずつ仕事にも慣れてきましたが、体力的には少し疲れを感じ始めています。そろそろ他の仕事も探してみようかと考えていますが、現在のところはまだ余裕があれば、という感じです。
アルバイトをすると金銭的に余裕ができますし、時間的にも柔軟に対応できるため、勉強との両立がしやすいです。留学初期には、語学力の不足もあり、仕事を見つけるのが非常に困難でした。その時はUber Eatsの配達をしていましたが、正直、そんな状況になるとは思ってもいませんでした。それでも、いろいろな経験を通して、生活を切り抜けたという感じです。
ホームステイからシェアハウスに移りました
家探しの過程は、少し複雑なものでした。最初は学校から提供されたホストファミリーに滞在していましたが、その環境はあまり快適ではありませんでした。ホストファミリーはビジネスとして運営しており、期待していたようなアットホームな雰囲気とは異なりました。食事の提供もなく、時には不快なコメントもあったため、居心地が悪かったです。
そんな中、レクシスのクラスメイトで友達になった人がいて、彼らが住むシェアハウスに部屋が空くことになりました。友達からの誘いを受けて、そこに移ることにしました。今もそのシェアハウスに住んでおります。このシェアハウスでの生活は、以前のホストファミリーとは比べ物にならないほど快適で、充実した留学生活を送ることができています。
シェアハウスは週200ドルとリーズナブル
現在住んでいるシェアハウスでは、家賃が非常にリーズナブルです。私の部屋は週に200ドルで、この価格は本当にお得だと思っています。シェアハウスには、家主も含めて他に2人が住んでいて、合計3部屋あります。私の友達が住む部屋は少し大きく、エアコンがついていて週に250ドルです。もう一つの部屋は、専用のトイレとバスルームが付いていて、350ドルです。
私の部屋は他の部屋と比べて一番狭く、ファンしかありませんが、それでも200ドルという価格には大変満足しています。立地も素晴らしく、学校まで徒歩でわずか15分の距離にあります。この便利さとコストパフォーマンスを考えると、私にとってはとても理想的な住環境です。
留学を通じての挑戦する大切さを学びました
留学を通じて、自分自身の中で大きな変化や気づきがありました。最初は1年間で何か決断を下すつもりで勉強を始めましたが、思った以上に英語を学ぶのに時間がかかることを実感しました。会話はできるようになったものの、自分の言葉で何かを教えるレベルになるには、一般英語だけでは不十分だと感じています。
この過程で、こちらの人々のポジティブな姿勢やオープンマインドに助けられることが多々ありました。例えば、IELTSのスコアについて話していた時、7.5という高い目標を達成するのは無理だと思っていたんです。しかし、シェアハウスの仲間たちが、疑うことなく「できる」「やりたいならやればいい」と励ましてくれました。日本人としては、そんな簡単にいくものかと思ってしまうこともありますが、彼らの前向きな姿勢には、大きな影響を受けました。目標があれば、挑戦することの大切さを学び、自分もより前向きになれたと感じています。
レクシスではレベルに応じて異なるスタイルの授業を受けました
レクシスでの授業体験は本当に素晴らしいものでした。先生方は皆、とても素敵な方々で、生徒に対して親しみやすく、学びやすい環境を提供してくれました。プレインターミディエイトとインターミディエイトのクラスでは、会話を重視した授業が多く、先生たちも生徒とのコミュニケーションを大切にしていました。クラス内ではグループワークが頻繁に行われ、それがとても良い学習機会となりました。
アッパークラスに進むと、授業は少し厳しく、しっかりしたものになりました。これは先生方の教授スタイルによるものだと思いますが、私の学習ニーズに合わせて、よりアカデミックな内容に焦点を当てた授業が行われました。アドバンスクラスでは、さらにレベルが高まり、私自身の英語力に合わせた質の高い授業を受けることができました。このような経験は、私の英語力の向上に大きく貢献してくれたと感じています。
レクシスでは授業以外にも様々なワークショップがあります
放課後の追加学習にも、いくつか参加しました。特に興味を持ったのが発音ワークショップでした。初めの頃は積極的に参加していました。レクシスでは、生徒が要望すれば、様々な追加の授業やワークショップを提供してくれる柔軟な体制がありました。
ただ、発音の授業はエレメンタリーレベルの生徒を対象にしていることが多く、私のレベルでは少し内容が合わない場合もありました。それでも、自分の発音を改善するための貴重な機会として活用しました。それ以外にも、レクシスでは多様な放課後のアクティビティが用意されていて、勉強以外の面でも楽しむことができました。
国籍比率はクラスのレベルによって異なりました
私がレクシスで学んだ時、クラスメイトは様々な国から来ていました。プレインターミディエイトとインターミディエイトの頃は、ブラジル、スペイン、韓国など多国籍の生徒がいました。クラスの約3割は日本人でした。
アッパークラスに進むと、スイスやブラジルの生徒が増えました。アドバンスクラスになると、ほとんどがスイスの生徒で、非常に高いレベルのクラスになりました。
現在は、アイエルツコースを受講していますが、ここでは生徒の国籍がさらに多様です。日本人もいれば、スイス、スペイン、韓国の生徒もいます。しかし、アイエルツを目的としている生徒は少数で、多くはアドバンスがないためにジェネラル英語を勉強しているようです。
クラスの雰囲気も変わり、アドバンスクラスの時は勉強に非常にフォーカスしていましたが、アイエルツコースでは、授業に取り組む姿勢が生徒によって異なり、時にフラストレーションを感じることもあります。しかし、自分次第で伸びる可能性があるため、自主学習に力を入れています。先生も高いレベルで、家での勉強をサポートしてくれるので、それを活用して最大限に学びを深めていこうと考えています。
ヌーサは想像していたよりリゾート地として発展しています
ヌーサについては、私の当初のイメージとは少し異なる部分がありました。ヌーサは、私が想像していたような典型的なカントリーサイドとは異なり、予想より発展している印象を受けました。都市のような雰囲気はないものの、リゾート地としての賑わいがあります。
田舎特有のアットホームな雰囲気はほとんど感じられず、住んでいる人々も多くが他の地域から移住してきた方々です。ヌーサには高齢者が多く、リゾート地としてのラグジュアリーな感じはありますが、街自体に活気があるわけではありません。
一方で、パースの田舎の方が、私が期待していたカントリーサイドのイメージに近いかもしれません。ヌーサとパースでは、それぞれの地域の特色があり、留学生や旅行者によって感じるギャップもあるようです。将来的には、旅行でパースを訪れてみたいと思っています。
レクシスではバリスタコースの1期生でした
バリスタコースを受講した時、私はそのコースの最初の生徒の一人でした。ちょうどヌーサでコースが始まったばかりの時期で、とてもラッキーでした。英語の勉強ばかりではモチベーションが下がってしまうこともありますが、このコースは息抜きとして最適なタイミングでした。
コースでは2週間にわたり、オーストラリアのコーヒー文化やフラットホワイトの作り方など、コーヒーに関する様々な知識を学びました。特にエスプレッソを使ったコーヒーの注文の仕方や、メニューにあるさまざまな種類のコーヒーの説明と作り方を詳しく学ぶことができました。
実際にコーヒーマシンを使った練習も豊富にあり、私が受講していた時はクラスが小規模だったため、ほぼ毎日多くの練習の機会がありました。そのおかげで、実践的なスキルをしっかりと身につけることができました。現在は多少忘れてしまった部分もありますが、当時は非常に楽しく学ぶことができました。
留学を検討している方へのアドバイス
留学を検討している方々、特に社会人経験がある方々には、「とにかく一歩踏み出してみること」をアドバイスします。不安や躊躇はあるかもしれませんが、実際に留学してみると、多くのサポートを受けられることに気づきます。学校の先生や周囲の環境が、留学生活をサポートしてくれるので、不安を抱えていても、一度来てみる価値は大いにあります。
また、中学生や高校生が夏休みを利用して留学しているのを見て、非常に良い経験だと感じています。レクシスではティーンエージャー向けのアクティビティを用意しており、留学生が様々な国の同年代の人たちと交流し、プログラムに参加する様子は、羨ましくもあり、素晴らしい経験になっていると思います。留学は、来て後悔することはなく、楽しむことができる素晴らしい機会です。
ラララプラスに対する感想
ラララプラスを通じて留学を経験したことについて、良かった点と悪かった点についてお話します。
まず、良かった点としては、ラララプラスが提供する丁寧なサポートが非常に役立ちました。私は留学について、どのように準備すればいいのか、何をすべきかさえもわからない状態でした。しかし、ラララプラスのアプリやシステムを通じて、準備のプロセスを詳細にサポートしてもらえたことが大きな助けとなりました。これにより、自分一人では難しかった留学の準備をスムーズに進めることができました。
一方で、悪かった点については特にありません。留学エージェントを利用することについても、最初はどのように活用するのかわからなかったのですが、実際に利用してみて、そのサポートのありがたさを実感しました。