ブリスベンへの留学を考えているなら、クイーンズランド大学がおすすめです。歴史あるキャンパスで、街中からのアクセスも抜群。特に通訳や翻訳の分野ではオーストラリアでナンバーワンレベルの実績を持っています。今回は、クイーンズランド大学の概要や特徴について解説します。オーストラリア留学について、
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1. クイーンズランド大学(UQ)とは
1-1. 大学の概要
クイーンズランド大学は、1909年に設立された大学です。学生数5万5,000人のうち、留学生が2万人を占めています。St Lucia、Gatton、Herstonという3つのキャンパスがあり、メインとなっているのはブリスベンにあるSt Luciaです。 歴史を振り返ると、第二次世界大戦では大学施設は軍事目的に転用されていました。その後、1946年から1972年の間にSt Luciaに移転し、1990年にクイーンズランド農大学と合併。1999年に、国で初めての完全インターネット対応のキャンパスをオープンしました。
2. クイーンズランド大学の魅力と強み
2-1. 世界大学ランキングでの評価
クイーンズランド大学は、世界大学ランキングで40位に入っています。これは、文化的、経済的、社会的課題に対する貢献を評価されて得たものです。また、オーストラリアでは国内でトップクラスの大学をグループオブエイトと呼んでいますが、クイーンズランド大学はこのグループに入っています。
2-2. 留学生から選ばれる理由
クイーンズランド大学は、多くの留学生が在籍しています。これは、キャンパスが広く研究施設が整っていることが背景にあります。メインの3つのキャンパスはもちろん、海洋研究施設や植物園もあり、研究が進めやすいことから世界各国の学生が集まっています。 特に、日本人留学生には観光学と環境学が人気です。観光学では観光政策や観光計画、観光客調査などを学ぶことができます。自然や文化、政治を観光という観点からとらえ、ホスピタリティ産業に就職する方も多いです。環境学では、気候変動や生態系管理、生物多様性などについて学びます。
3. 学部・専攻プログラム
3-1. 科学
科学コースでは、農業・食糧自給、化学・分子・バイオサイエンス、環境学、数学・物理、獣医学を学べます。生物学と動物保護・管理の観点からオーストラリアの在来動物を学ぶコースでは、動物園や動物保護区でのインターンシップを経験できます。 将来は動物関連の職につきたい方や、エコツーリズムに関心がある方、水族館で働きたい方などにぴったりです。英語力は、ELTS6.5(各セクション6.0以上)、TOEFL87(W:21/ S:19/R:19/ L:19)程度が求められます。
3-2. ビジネス・法
ビジネス・経済・法学のコースは、約半分が留学生です。様々なバックグラウンドを持つクラスメイトと共に、起業の方法やリーダーシップ、マーケティングなどを学べます。起業・イノベーション部門はThe Australian Research Magazine 2024で1位に選ばれた実績を持っています。 専門家による講義を受けられるため、卒業後は即戦力として活躍できる力を身につけることが可能です。英語力は、IELTS6.5(各セクション6.0以上)、TOEFL87(W:21/ S:19/R:19/ L:19)が必要です。
3-3. 観光・ホスピタリティ
観光・ホスピタリティ・イベントマネージメントの分野では、観光客の管理や業界調査、イベントにおけるリソース管理などを学びます。旅行会社やホテル、ツアーコンダクター、イベントプロデューサーなどを目指す方におすすめのコースです。 オーストラリアで唯一のUnited Nations World Tourism Organization(UNWTO)にて認証されたコースです。また、クイーンズランドは観光業で10億円の経済効果をもたらす観光の盛んなエリアであるため、実生活から勉強になるといったメリットもあります。英語力の基準は、IELTS6.5(各セクション6.0以上)、TOEFL87(W:21/ S:19/R:19/ L:19)です。
3-4. 通訳・翻訳
翻訳・通訳コースは、オーストラリアの通訳・翻訳資格認定機関であるNAATI(National Accreditation Authority for Translators and Interpreters)の認証を受けています。この分野のプロフェッショナルから講義を受けることができ、理論はもちろん、実際の現場で利用されるツールの使い方も学べます。 国際ビジネスや国際会議など、実際に通訳が活躍する場を想定したシミュレーション授業もあるため、卒業後に現場で役立つ実践的なスキルを身につけられます。IELTS6.5(各セクション6.0以上)、TOEFL87(W:21/ S:19/R:19/ L:19)ほどの英語力が必要です。
3-5. 健康・医学・行動科学
健康・医学・行動科学のコースでは、健康や医療について学びます。クイーンズランド大学は薬学・薬理学分野で世界28位、公衆衛生分野で世界30位、クイーンズランド州で医療と健康の第1位を獲得しており、常に最先端の技術を学べます。 公衆衛生の講義では、健康課題を見極めどのように解決すべきかプランニングをしたり、地域社会を疾病から守るための方法などを学びます。
4. キャンパスと設備
4-1. セントルシア・キャンパスの特徴
St Luciaキャンパスには、クイーンズランド州最大の研究図書館があります。数多くの研究施設のほか、博物館やスポーツ施設、カフェなどがあり学生は快適な学生生活を過ごせます。 ブリスベンの中心地から7kmという立地のため、授業終わりや休日に遊びに行きやすいです。街からのバスは10路線あり、繁華街にあるアパートに住みながら通学するのも簡単でしょう。
4-2. 研究施設
キャンパス内には数多くの研究施設があります。微生物の研究や馬の遺伝子研究、温室など、種類は様々です。結晶学に関する機材や、遺伝子型判定や配列決定といったゲノミクス関連のものもあります。 新文学や芸術、社会学においても、研究者向けのコレクションが豊富で、様々なデータベースを取り扱うことができます。これらの機材やサービスは、学外の人に開かれているものもあります。
4-3. 学生寮や生活関連施設
キャンパスには、UQレジデンシャルカレッジとUQレジデンスがあります。学生専用の寮で、留学生同士で交流しやすい環境です。UQ Res Homesは、学生と家族が宿泊できる施設。最大5ベッドルームの部屋を使えるため、家族と過ごしたい方にもおすすめです。 また、キャンパスにはカフェやコンビニ、スポーツ施設、博物館などがあります。授業以外の生活も快適に送れるため、研究に集中できるでしょう。
5. 入学条件と学費の目安
5-1. 学部・大学院ごとの入学要件
| 科学 | ・国際バカロレア: 25.75点以上
・SAT: 1000点以上
・高等学校:UQ College Foundation Course修了 |
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| ビジネス・経済・法学 | ・国際バカロレア: 27.75点以上
・SAT: 1060点以上
・高等学校:UQ College Foundation Course修了 |
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| 通訳・翻訳 | 67%以上の成績をもって学士号を修了していること |
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| 観光・ホスピタリティ・イベントマネージメント | 67%以上の成績をもって学士号を修了していること |
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入学には上記の条件を満たさなくてはなりません。国際バカロレアは世界的に有名ですが日本ではあまり知らない方も多いので、早めから準備を始めましょう。
5-2. 英語力の条件(IELTS/TOEFLなど)
- ・IELTSの総合スコア6.5以上、IELTSワンスキル再受験を含む各サブバンドで最低6.0以上
- ・上記と同等のテストにおける合格スコア*1
- ・TOEFL 87(Writing 21以上、Speaking/Listening/Readingすべて19以上)
- ・指定国において英語で教育が行われる高等学校教育を修了していること
- ・同等の試験および資格または州間科目同等物に記載されている認定資格、スコア、または試験を取得し(関連条件を満たし)、UQがこの目的のために認めた認定大学または機関で学士号または修士号を修了している
- ・指定国において、UQがこの目的のために認めた認定大学または機関で、フルタイム(またはパートタイム相当)の高等教育課程を少なくとも1年間修了していること
- ・UQがこの目的のために認めた認定大学または機関で、少なくとも2年間のフルタイム(またはパートタイム相当)の高等教育課程を修了していること(UQでの入学直前の5年間に最終学年を修了している必要があります)
- ・UQ での学習開始直前の少なくとも3年間、指定された国 (PDF、152 KB) で主に英語を話す専門職環境で有給またはボランティアの就業経験を通じて培われた十分な英語力を証明する有効な証拠
*1の表
| Overall Score | L | R | W | S |
|---|
| IELTS Academic | 6.6 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
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| TOEFL IBT (inc paper edition) | 87 | 19 | 19 | 21 | 19 |
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| PTE | 64 | 60 | 60 | 60 | 60 |
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| CES | 176 | 169 | 169 | 169 | 169 |
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| BE | 4 | C | C | C | C |
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英語力は上記のレベルが求められます。なお、リストにある「指定国」に日本は含まれないため、ほかのいずれかの条件を満たす必要があります。
5-3. 学費と生活費の目安
学費は、1学期あたり140万円が目安となります。そのほか、ビザや住居などに費用がかかります。ブリスベンではシドニーより安いものの、月に15万円ほどの生活費が必要です。もちろん、自炊をしたり無料や低価格のアクティビティを楽しんだりと、節約すればより安く抑えられます。
6. まとめ:LALALAで留学を成功させよう
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