学費に関しては、世界のトップ大学と同じくらいの授業料ですが、大学寮費がかなりお得で、週に$142しかかかりません。この金額は、メルボルンで複数人で暮らすシェアハウスと同等の値段か、それよりも安いといえます。これは他大学と比べると年間50-60万円程の差になります。寮には約1,000人の学生が住むことができます。また、学費においても、高校の成績によっては年間で最大20%免除される可能性もあります。

上記にもありますが、キャンベラ大学は元々、職業学校でした、その名残から、就職指導に余念がありません。2020年のGood Universities Guideで卒業生の就職率がオーストラリア国内の大学で一番になりました。94.1%の学部生が、そして95%の大学院生が卒業後4ヶ月以内に就職先を決めています。また、卒業生の平均初任給ランキングにおいてもGroup of Eightを差し置いて一位にランクインしており、その金額は$61,200と、非常に高い初任給です。

大学があるキャンベラはRegional Areaに属しているので、卒業生ビザで、他の大都市（シドニー、メルボルン、ブリスベン）にある大学よりも一年長く、オーストラリアに滞在することができます。また、このような地方にある大学を卒業することで、将来永住権を申請する際に、ポイントとして加算されることもあるので、長い目でオーストラリアに移住することを考える場合は、念頭に置いておくことをお勧めします。

キャンベラは土地柄か、留学生が非常に少ないのが特徴です。それは言い換えると、現地生に囲まれて、勉強をすると言うことになります。最初は不安に思うかもしれませんが、徐々に英語力が身につきます。卒業する頃には、英語力がメキメキと伸び、オーストラリア英語まで身につき、その経験は大きな自信となることでしょう。

授業で、理論を学ぶだけでなく、学んだ知識を実際の現場に生かすために、インターンシップ、臨床実習、実際のプロジェクトへの参加を全ての学部学科で行なっています。また、海外特に、オーストラリアでの就職において、人脈は非常に重要な要素であるため、業界や雇用主と交流する場を数多く設けています。このようなプログラムが、高い就職率に繋がっているのでしょう。

オーストラリアだけでなく、様々な英語圏の国で、学費が上がっています。留学中に学費が上げられることも稀ではありません。更に、まだまだコロナ禍であるため、為替の変動も激しいため、学費支払い時期は緊張するものです。しかし、キャンベラ大学の場合は、入学時の学費は卒業するまで全学期で同じであるため、タームごとに学費について心配する必要がない点は非常に安心で、魅力的です。

キャンベラ大学では様々な点で手厚い学生サポートが行われています。勉学については、UC Study Skill Teamでレポートの文法やスペリングのチェックや引用の書き方を、MASH(Drop-in Maths and Stats Help)で数学や統計に関するサポートをしてくれます。またキャリアセンターは就職活動だけでなく、インターンシップやアルバイトを見つけるサポートを、健康面においてはカウンセリングサービスを提供するなど、様々なサポートを受けることができ、安全で安心できる学生生活を送ることができるでしょう。

初等教育学部の教員は全員ACT Teacher Quality Instituteで認められており、この資格は、オーストラリア全土で認可されているものです。教育実習として現場で80-120日教員を経験することができると言うのが特徴的です（日本の場合は2週間から一ヶ月が一般的）。またTESOLと言う英語を第二外国語として学習する人々に英語を教えるための資格を取れるコースの評判も高く、非常に人気があります。